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【本のこと】『ザ・ファースト・ペンギンス 新しい価値を生む方法論』

読了冊数の報告&今年の振り返り

2020年最後の投稿になりそうです。

今年読了した本は、合計60冊。

小説からビジネス書まで幅広く読めて、「良き」な1年でした。

今年を振り返ってみると、「自分に矢印が向くようになった」と思います。

特に大学入学以来、外へ外へ行動する癖がついた私にとって、2020年は当初キツいものでした。

しかし振り返ってみると、外にばかり向いていた矢印が、内(自分)に向くようになり、良い意味で自分に優しくなった気がするのです。

長い時間を家族と過ごし、料理を少しするようになり……そして何より、「推し」が出来ました(笑)

今まで50代俳優さんが大好きだった私、遂に20代アイドルを好きになりました。これは革命です(笑)

そんなオタクライフの充実も功を奏し、「自分は何に心が動くのか」といったことを自然と考えるようになりました。

外に出続けている間は「あの人にこう思われるかも」で忙しく、自分と向き合うことはあまりありませんでした。

しかし、自宅で過ごす時間が大幅に増え、何度かのネガティヴ期間を乗り越え、「どうありたいか」「うなりたいか」に関心が向くようになり、「自分、捨てたもんじゃないな」と思えるように。

2020年が大変な年であったことは間違いありませんが、私にとっては意義深い年になりました。



カッコ悪い大人にはなりたくない

今回の1冊は、松波晴人さん著『ザ・ファースト・ペンギンス 新しい価値を生む方法論』(講談社)

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先日とある企業様のインターンシップで、新卒採用キャッチコピーをつくる課題に取り組みました。

そこで私は、「ファーストペンギン」のキーワードを提案。

その話を父にしたところ、今回の1冊を勧めてくれました。


ファーストペンギン

ペンギンの群れがいます。

海の中にはエサとなる魚がいますが、そこには敵もいるため、ペンギンたちは尻込み。

そんな中、先陣を切って海に飛び込むペンギンが「ファーストペンギン」。

ベンチャー精神を象徴する言葉としても知られているようです。


今回の1冊を読み始めたのは、「カッコ悪い大人にはなりたくない」との想いから。

インプットなくしてアウトプットなし。

狭い考慮集合の中で生き、広い世界を見ようとしない大人は、私にとって「カッコ悪い大人」で、私はそういう人にはなりたくないと最近考えています。

ファーストペンギンになれるカッコいい大人に、私はなりたいぞ!



お気に入りフレーズ3選

最近のマイルールとして、「その日の学びを手帳に書く」があります。

この本を読んでいる間、学びが多いあまり、2日分の枠を使ってしまう日も。

その中から、お気に入りフレーズ3選を並べてみようと思います。


情報は場に存在しており、どんな天才でもすべてを見渡すことはできない。(36頁/フリードリヒ・ハイエクの言葉)

優れた知性とは、2つの相反する考えを同時に持ち、……それらを機能させる能力のことである。(91頁/F・スコット・フィッツジェラルドの言葉)

新しいものを作り出すことは、知性によってなされるのではない。自分の思いに根ざした遊びの本能から生じる。(161~2頁/カール・ユングの言葉)


①について。

私は情報収集が得意です。情報収集が好き故に、ゼミでの研究活動も好きです(笑)

しかし、情報から分かることには限界があり、情報から分からないことが「場」にはある。

「百聞は一見にしかず」ですね。


②について。

「凝り固まるな」の趣旨だと、私は解釈しています。

自分がマジョリティに属している場合、マイノリティの考えも分かっている人が、優れた知性を持つ。

いわゆる「ウラ面」が知られていない「太陽の塔」のようです。


③について。

「遊びの本能」がとても印象的でした。

私のパートナーが大切にしている、「真剣に遊ぶ」に近い感覚なのかもしれません。

頭だけで考えるな、心でも考えろ。

ThinkとFeelの掛け合わせが、新しい価値を生むのだと思います。



来年はどんな言葉に出会えるかな

自分語り多めの回でした(笑)

お付き合いくださった方、ありがとうございます!

思考整理のために書いている文章を読んでくださる方がいて、私の言葉に何かを感じてくださる方がいて、とても幸せです。

来年も、心動かされる言葉に出会えますように。

カッコいい大人に、より近づけますように。

改めまして、皆さま良いお年を😊