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崖の先へダイブ

毎日1つ以上、自分が怖れていることに飛び込んでみる、ということを実践している。

自分が壁だと思っていることは、本当は自分で築き上げた固定概念で、そう思いたいから思っているのだ。

自分を守るために。
うまくいかなかった時に傷つかないように。
反対されたときに悲しまないために。

自分が壁だと思っていることに、一歩踏み出す時、わたしは非常に怖い。不安。逃げ出したくなる。

この前、車の運転をしてみた。
ペーパードライバーのための講習を受けたのだ。

車の運転は、毎回、同席する親から厳しく注意を受け、実家の車で運転するのは億劫になってしまった。しかし、移住するには車は必須で、そのために、車の運転の練習をしなくてはと考えたのだ。

予約も順調に進んだが、当日、予約した時間の1時間前、急に不安が募ってきた。

教習の先生と二人きり。
悪い人だったらどうしよう。
どこか、連れ去られたらどうしよう。

本当に馬鹿げてるけど、ネガティヴな未来を想像してしまう自分がいた。
そう思うんだもん、仕方ない。

その時に、ふと浮かんだ言葉は

「心とともにあれば大丈夫」

という言葉だった。


その言葉で、何があっても、自分の心に従った結果だ。怖くない。
心と反対のことをすることの方が、よっぽど悲しくて、恐ろしいことだ。
そう思えて、勇気がふつふつと湧いてきた。

結果、何も怖いことなど起こらず、教習の先生は愉快な人で、たくさんおもしろいお話をして、車の運転も少しばかり上達した。


こうやって、一つ一つ小さな一歩を踏み出している。毎日、少しずつ。

それが、自分への、
あなたへの近道だと信じて。


#エッセイ #日記

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