快もあれば不快もある
乳児の頃は、「快」か「不快」の感情表現の仕方しか知らない。
それが成長につれ、
「快」「不快」の中身がどんどん細分化されていく。
「うれしい」「楽しい」「しあわせ」「穏やか」「心地いい」
「悲しい」「切ない」「悔しい」「怖い」「憎い」
言葉の獲得と並行して、感情の表出もできるようになる。
便利で豊かで平和な世の中になった今、「快」が多く「不快」は少なくなった。
不快が少なくなると、快も感じにくくなる。
するとどうなるか。
ー「怒り」が増える。
簡単に解決すること。
思い通りになること。
そういったことがありふれているから、当たり前のことに感謝しなくなる。そして、うまくいかないことが起こると、キレる。
生きていることのありがたさ。
与えられているという実感。
感謝を持って生きられることは幸せの始まり。
不便であるから、知恵が生まれる。
豊かでないから、尊ぶ心が育まれる。
平和でないから、人との繋がりが密になる。
便利で豊かで平和なのは素晴らしいこと。
そんな世の中でこれからもありたい。
ただ、その世の中に合わせて、
心の在るべきところを
問い直さなければ
心は反対に貧しくなっていくだろう。
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