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あなたにとって幸せとは?

しあわせを感じる心を。
ただ、それだけでいいのかもしれない。


昨日、友人とバルへ晩御飯を食べにいった。本当は、自然派食材のご飯屋さんに行く予定だったが、急に気が変わって、「肉おいしそう!」と、「肉バル」のお店に入ったのだ。

「その時の気分」を優先。

「その時の正直な言葉」を伝える。

わたしにとっては、そういう一つ一つの選択でさえ難儀するのだが、心を大切にした選択ができた。

お肉のお寿司や、ミスジのステーキや、ブロッコリーのアンチョビマリネがおいしかった。もうそれは、最高に。

話はうまくできないこともある。うまく伝えられないことも多かった。それでも、伝えられたこともあるし、これまで言えなかったようなことも言えた。

お酒も入り、ふわふわした気持ちのまま、帰り道の途中まで、友人と歩く。話もつきないまま。

別れてもなお、おいしい余韻と、楽しい気持ちが続いていた。

人の多い電車に乗って、駅に着く。改札に近づくと間もなく、外気の冷たさが、ふわふわした心の温かさを冷やす。見上げた夜空は濃紺で、どこまでも落ち着きを漂わせている。

耳にそっとはめた、イヤホンから流れる音楽は大好きな曲。

冷たさが教えてくれるのは、温かさ。

一人になった時に実感するのは、人の優しさ。

流れる音楽は、今日のストーリーを綴ってくれる。

あぁ、こんな時間を「しあわせ」と呼ぶんだと、その時、確かに思ったんだ。

#エッセイ #散文




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