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Circus

2023年5月26日、CUBERSは「活動史上最大の挑戦!」としてLINE CUBE SHIBUYAにてライブを開催した。この会場は、CUBERSの単独ライブ会場としては最も大きく収容人数も多い。LINE CUBE SHIBUYAを満席にする事。最高のライブにする事。CUBERSにとっては節目の「意味のあるライブ」となる。そのライブの最後、アンコールラストが「Circus」だった。私は、この曲がこのライブのラストに歌われた事にとても意味があると思っていた。
Circusはインディーズ時代2017年に発売された。「CUBERSはここからやっていくぞ!」という決意表明の曲だと思う。その曲を、コロナ禍の規制がなくなり精力的な活動が可能となった2023年に歌う。それは、「CUBERSは再び、ここからやっていくぞ!」という新たな決意表明なのではないか。陳腐な言葉になるけれど、こんなにも胸アツな演出があるだろうか。泣かずにはいられない。だが、6月14日に解散発表がありこの曲のもつ意味が私の中で変わった。


この先へ その先へ
僕らはもっと輝けるんだ

この曲は全編通して「ステージに立つCUBERS」を歌っている。ステージというのは「段階」や「舞台」という意味をもつ。インディーズというステージからメジャーというステージへ。そしてその先の大きなステージに立つ自分たちをイメージして、今このインディーズというステージを踏みしめる。前向きで力強い歌詞をインディーズ活動2年目のCUBERSが歌う。歌わされているのではなく、力を持って歌っていると感じた。

私は20代前半の頃、ライブハウスで働いていた。なので、数多のインディーズバンドを見て「インディーズバンド」として活動する事の大変さを見てきた。アイドル活動とはまた違うかもしれないが、金銭的にも精力的な活動という意味でも、やはりメジャーアーティストとは違ってくる。(もちろん例外的なアーティストも数多いる)
2017年、インディーズ活動2年目のCUBERSだからこそ、このCircusという歌は「届く歌」になったのだと思う。


CUBERSにとっての「この先」

5月26日のライブ後に解散発表があり、私は勝手に裏切られた気持ちになってしまった。ライブのラストでCircusを歌ったのに!この先の歌を歌っているのに!!と、本当に勝手ながら解せぬ気持ちでいた。それからずっと何故アンコールラストがCircusだったのかを考えていた。何かCUBERSとしての想いがあるのではないかと考えてしまった。
結論から言えば、そんなものは分からない。
だから、ステージで歌うCUBERSを、そしてその先の一人一人の姿を目に焼き付けるしかない。Circusという曲は、今のステージとその先のステージの歌だから。
ワンマンライブのアンコールラストとは思えない伸びやかな声で、メインボーカルの春斗さんは
 
消えないように 負けないように 

と歌った。それがこの先のCUBERSなんだと思った。解散は決まっている。だけど、CUBERSが消えるわけではない。今と、この先のCUBERSを見たい。解散までの残された時間の一瞬一瞬、ステージに立つ5人をしっかり見ていたいと、この曲が思わせてくれた。
何年経っても、「届く歌」が残っている。
CUBERSが消える事はない。



8月11日からCUBERSの夏ツアーが始まります。次回は、ライブ後の思いなどをまとまり切らない文章でまとめようと思います。

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