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胆石に関する身内話

父が胆管結石になった。
その入院の手続き中であったところ、予定前に具合が悪くなり、前倒しで入院・内視鏡手術となった。今は無事退院して症状も落ち着いている。
その時の手術は胆管をキレイにするためのもので、今後は胆嚢摘出手術をする見込みだ。
胆嚢摘出は腹腔鏡手術で行われる場合が多いそうだが、父は病歴(胃がんで胃を3/4摘出している)のため、開腹手術になるという。

大変だなぁとは思うが、私は父以外にこれまで2人、身内で胆嚢摘出手術経験者を目にしているため、そんなに不安視していない。むしろ、治癒の見込みがあるだけ安心しているところだ。
(尚、父のがんは今のところ寛解。)


1人目は13年ほど前、母方の祖父だった。
当時、たぶん80歳を超えていたと思う。当時も胆嚢摘出は腹腔鏡で行えるものだったが、肥満による脂肪の多さから開腹手術となった。
術後、医師から見せてもらった胆石(?)は、黒くザラザラとした泥のようだった。胆泥というらしい。
切開跡は、30センチほど、腹部を左右にバッサリと横断する形で残った。後々、祖父はこの傷が痛むと悩まされることになる。

2人目は母。
9年前だったろうか。当時母は、60歳手前くらいだと思う。
はじめ、原因不明の高熱と背中の痛みが長期に続いた。入院前に大きな病院で検査したが、その原因が胆石だと判明するまでには時間を要した。
手術に至るまでの治療期間に数週間(入院&その間絶食)を要し、母にとってはかなり負担になったと思う。
腹腔鏡手術により摘出された胆石は5ミリくらいの砂利のようなもので、フィルムケース2本分くらいあった。記念に(?)貰うことができたそれらは、母曰く、鉢植えの土に混ぜたとのこと。
腹腔鏡のおかげか、術後の傷はその後の生活に特に影響無いようだった。



あと、父方の曽祖母の家で、小学生の頃の私が転がしたり齧ったりして遊んでいた謎の黒い塊(大きめのミニトマトサイズ)があったのだが、
これは曽祖母より摘出された胆石だったと、後になって聞かされてビックリした。

そんな胆石にまつわるエピソードトークを父としていたところ、老衰で他界した祖母(父方)も胆嚢摘出手術をしていたのだという。初耳だった。
いつ頃の話?と聞くと、
私が小学生のころ、祖母が鬱病により風呂場で切腹し救急搬送となったとき、手術中に胆石が見つかり、ついでに取ってもらったとのこと。

そんなことある?と父に確認したが、特段冗談めいた素振りもない。
一言に胆石といっても、千差万別だなぁー…と思った。
(尚、祖母の風呂場切腹事件については。私が30代になってその事実を知らされた。)

胆石はさして珍しくもないものらしいが、私は遺伝的にもなりやすいようなので、なるべく食生活に気をつけたいところだ。
まぁ、そろそろ油気の多い食べ物がキツくなってきたころではあるのだけれども。

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