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【エッセイ】電話口の彼女

佐々木倫子・作の漫画『おたんこナース』4巻ではこんなエピソードがある。(ここからは記憶で)
看護師の似鳥ユキエは思い込みが激しく、気合で仕事を乗り越えたり失敗を繰り返しながら奮闘する日々を送っている。
ある日、病棟内の親睦を深めるために院内バレーボール大会に参加する。

対戦チームにはやたらキレの良い厳しそうな女性が。もしやこれは普段電話でやりとりする際、キツイ対応をするあの看護師に違いない。
ユキエは勝手に決めつけバレーボールに挑むが、結果その人はまったく別の人で……と言ったお話でした。

今日、ほぼ同じようなことが職場であって、わたしはとても呆然としています。
電話で他部署に転送をするとき、ずいぶん言い方きついな〜と常々感じる方がいて(それはもしかしたらお互い様かもしれません)きっと電話口の彼女はどぎつい風貌のオバちゃんに違いないと思い込んでいたのです。
実際にお相手にお会いするととっても感じの良い、和やかな方でした。(なぜそれを仕事に活かさないのかということはさておき)

声だけの情報だと相手の様子を想像できないものなのだなあと改めて思い知りました。

これからはもう少し優しくキャッチボールができたらいいよねッ★お互いに。
ネェさん、次は肩使って豪速球投げるんじゃなくて、下投げで、おねしゃす!!

三三三⚾️


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