見出し画像

こんな時期だから、のお手紙を

母のためにイヤリング を買いました。

緊急事態宣言の発出された日にイヤリング を買うなんてあまりにも呑気だと笑うでしょうか。

先日、実家に帰った時にわたしがつけているイヤリング を見て母は言いました。

「それあると顔が明るくなっていいわね」

母は飾り気のないひとなので、普段の服装も地味でアクセサリーもあまりしません。ピアスも開けていませんし、おしゃれ自体にそれほど興味がないように見えます。
その母が珍しくイヤリング に興味を示したので、そのとき「今度お母さんに似合いそうなのを買ってきてあげようか」と話したことをふいに思い出したのです。

普段、わたしがアクセサリーを買うときは鏡の前で耳の横にイヤリング を当てたり、首元にネックレスのトップを近づけて吟味していますが、今回は母へのプレゼント。
どんな色や形、材質が好みなのか母の姿をよくよく思い出しながら選びました。
そうは言いつつその場に本人がいないと選ぶのもなかなか一苦労でした。
わたしは揺れるタイプのイヤリング が好きで、色はゴールドか寒色系(濃いブルーか緑)をよく選びます。

一方母がよく身につけている服の色はくすんだピンクやグレーです。ネックレスはシルバー色ばかり。揺れるタイプのイヤリング は「私には若い」と言われそうなので、小ぶりでベーシックな形のイヤリング をふたつ選びました。
いつものわたしならまず手に取らない色と形のものです。だけど母の耳もとであればしっくりと馴染むような気がしたのです。

会計を済ませると同じフロアの雑貨屋さんでレターセットを買って、震える手で手紙を書きました。今日は指のコンディションがよろしくない日のようです。

手紙の最後に今回はお父さんにはプレゼントがなくてごめんね、またの機会に。と添えました。それから手が震えるから字が汚くてごめんね、と。

お父さんはわたしと同じでいじけ虫なので、きっと「俺には贈り物はないのか」としょぼくれると思うのでまた近いうちにお手紙か小包でも送るつもりです。

郵便局で手紙を託すと、なんとなく気持ちが晴れました。(郵便局内には目移りする商品がたくさんあって、宇宙の切手など思わず買ってしまいそうでした。)

いまや実家とは近くて遠い存在になってしまったと嘆く人も多いかと思います。

プレゼントを送らなくても、手書きの手紙というものもたまにはいいかもしれません。

気に入ってくれたら嬉しいな。今はどこにもいけないけれど、お化粧をしっかりしたりアクセサリーをつけることでほんの少しだけ気持ちが上がるのは女性共通の感覚だと思っています。

ちなみに母はとても正直なので人様から頂いた服などでも気に入らなければ身に付けない女性です。送ったものがお気に召さなかったそのときにはわたしが貰って、いつもと異なるアクセサリーを楽しんでやろうと思うのです。👅ウフフ。


追伸。不要不急の外出をしたのではなく、仕事の昼休憩の間にお店に寄りました…。念のため。


#日記



頂いたサポートはやすたにの血となり肉となるでしょう🍖( ‘༥’ )ŧ‹”ŧ‹”