【日記】あなたと私の小さい部屋の入口
あなたは私の住む玄関の前にじっとしゃがんで
動かずに佇んでいたわ。
ねえ、と声をかけてもだんまりは続く。
ちょっと、どいてくれない?そう言って
足であなたを軽く蹴るふりをしても
完璧に無視。
虫ならではの無視をするのよ。
いま、あなたのことを調べたわ。
あなた、クサギカメムシっていうのね。
いまの発音は
「あなた、トトロっていうのね」の
メイの音声表現とは全く違うわ。
とても蔑んだ声を私は出したのだから。
あなたのお友達、蛾にも言えるのだけど、
あなた方、日中、頭がぼんやりしすぎているわ。
少しは人間からの殺戮の可能性を考えて行動を起こして欲しいわ。
どうしてあなたの何十倍もある私が
あなたをよいこらと大股で跨いで、
「跨いでいる間にこいつが飛びませんように」
と必死で祈らないといけないのかしら。
ああ、玄関先に置いてあるコープさんの発泡スチロールを開けないと。
いま、しゃがんだ私とあなた、
目が合った気がするわ。
進撃の巨人の50メートル級の巨人になった気持ちだわ。
オチが見つからないわ……。
アラジン面白かったです。最初のシーンで一瞬だけ、ハウルの動く城がよぎった。
ちょいとネタバレだけど、魔法の絨毯が砂丘でシンデレラ城作って遊んでいたのがとっても可愛かったです。
頂いたサポートはやすたにの血となり肉となるでしょう🍖( ‘༥’ )ŧ‹”ŧ‹”