日記 なぜか泣きたくなる気持ち

今なぜか泣きたい気持ち。泣きたいことがあったわけではないけれど、泣いてしまいたい気持ち。

今日は軽く仕事をしてから一緒に住んでいる彼氏と散歩に出かけた。引っ越して2週間以上経ったがはじめて散歩した。雨がぱらぱら降っていてどんよりしていたけれど、一人じゃないとなんとなく大丈夫な気がして散歩に行けた。

犬の散歩をするおじさんに出くわした。朝は4時半から7時半まで散歩をするらしい。3時間も犬の散歩をする人なんているんだね。そういう、道端で遭遇したおじさんのどうでもいい日常みたいなものがわりと好きである。

世界がどうとか、社会がどうとか、お金がどうとか、感染症がどうとかいう話よりも、道端で遭遇したおじさんのどうでもいい日常の方が興味深い。日常の寄せ集めを味わうだけでも日々はそれなりに楽しい。

はじめて会ったのに、すぐに「⚫⚫に引っ越してきた人?」と聞かれた。田舎のネットワークは速い。全員にあいさつに行かなくても何となく把握してくれているのがありがたいと思う。別に窮屈とは思わない。

千葉の田舎の人は、そんなに排他的じゃない印象がある。港町だし、別荘も多いからだろうか。

ちなみに地元秋田の田舎の人は、とても排他的だし何を言っているのか分からない。もちろん全員ではないけれど。何を言ってるのか分からないのはガチ。

夜はナナシロさんが家に来た。元気そうでよかったと言いたいところだけど、他人の元気さなんて分からないし、よかったと思うのはこちら側の話であって、一方的な感情に過ぎないなと思う。でも知ってる人が生きててくれることは、一方的だとしてもありがたくて安心することである。みんななるべく生きててくれたらいい。

わたしが少し離れたところにいるとき、彼氏がナナシロさんに「ピアノ弾ける子と付き合ってみたかった」と言っていた。そうなんだね。ピアノ、弾けるといえるほど弾けない気がするのでもう少し弾けるようになりたいね。

彼氏は1ヶ月以上ぶりにお酒を飲んで、もう眠ってしまっている。同じ家にいられることが幸せだと思う。などと考えていたら泣けてきた。満月でも新月でも排卵でも生理前でもないんだけど。

ただ生活ができればいいやと思う。わたしにとってそれは幸福なこと。幸せだなと思いながらずっと一緒にいられたらいい。壊れやすいものだからこそ大切にしたいと思う。

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