【詩】少し汚いの味
美味しいは単純
幸せな家族は単純
ひとつの答えと
付随するやわらかな愛情
お金がきちんと咲いてくれる花を
幼い頃から育ててきました
ぐずって帰った家も綺麗か
何層にもなる守り神が待機してくれるんだね
さてわたしは
なまぬるい孤独を好んで生きてきました
心臓に届くわけでもない
やわらかく刺してくる
感じる意味すら無さそうな
なまぬるい孤独を
大人になっても感じてきました
意味のない気持ち、何も生まない気持ち、
寒かっただけの大袈裟な泣き真似
もう少し複雑な愛情でまとめあげてよ
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