ふとした瞬間に諦めそうになる

知ってる綺麗な顔の人が亡くなると、ふと、わたしまで何かを諦めそうになる。

悲しいというよりは、わたしの中に時々わいてくる負の感情を肯定されたような気持ちになって、味方が増えたような感覚になる。

ふわふわとした居心地のよさと、自分が自分を諦めそうになる気持ち。

テレビゲームで劣性になり、電源を落としてしまうような気楽な気持ち。

またいつでも浮上できるでしょう、と思えるような軽い気持ち。自然な気持ち。

あれをやろう、これを頑張ろうとは思うものの、全部が急にどうでもよくなったりもする。すべての明るさを覆う、大きな「どうでもよさ」に包まれる。

ほっとけばまた浮上するし、やることはやる人間なので、現実世界には特に変わりはないのだけど。

たまに落ちたり幻っぽいものに同化したりすると、心地よくて、ずっとそこにいたくなる。

健全じゃないものは気持ちいいし心地よい。半分死んでるみたいで誰かと繋がれて嬉しくなる。

自分の全部が生きてるのはあんまり好きじゃないのかもしれない。半分地下に埋まりながら、ちょうどいい温度の場所でしか咲けない。

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