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【詩】共感だけが癒し

お金があれば幸福だと思ってた

家族が平穏なら幸福だと思ってた

旅行に行く自由があるなら

少し高いお寿司を週1度食べられるなら

お釣りがでるほど幸福だと思ってた


30歳を過ぎて

思い描いてたはずの幸福の要素は

だいたい集まった


あれ、おかしいな

足りないものは無いな

足りないものは一つも無いな

足りないものが一つも無いのに

なぜだ

あまり幸福じゃないな


心に「哀しみの河」が流れる僕は

わかりやすい幸福の要素じゃ

幸福になれなかった


お金とか

数字とか

名誉とか

じゃなくて


痛いほどの「共感」をパクパク食べて

生きる燃料にしたがっている

心音からのお話。


分かる

同じだ

僕もそう思う

大丈夫?

本当に憎たらしいよね


気持ちのこもった

本物の共感が欲しかったんだ


同情は嫌だ

さんざん浴びせられてきた。


スッキリしてて、さっぱり。

「誰かを安心させられた」

そんな自信がみなぎる

本物の共感が欲しかったんだ





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