【詩】だれもおまえなんかに興味ない
3年前のわたしたちのこと
知ってる人は
宇宙に散りり
ふたりの手で紡いだ家は
ダムの底に沈んでしまったけれど
Googleマップはほら
3年前のまま変わらない
人間は
増えすぎてしまった罪を
背負って生きている
だから
泣きながら
生まれてきた
増えすぎてしまった罪を隠そうと
息をひそめても
森が育つ育つどんどん育つのは
人間が呼吸してる証拠
思い出したくなかった日々を
思い出しても大丈夫なわたしになったから
もう会ってもいいし
もう死んでもいいよ
きみが生きてることに
わたしもうイチミリも興味ない
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