【分析】5万円以上のピアノを買った理由を自分なりに考えてみた

現在、CMO養成講座という講座を受講中。

マーケティング全般を学ぶ講座で、私は主に自分のサービスづくりについて考えている。

色々考える中で感じたのは、次のこと。

・自分のサービスをユーザー目線で考えるのは、なかなか難しい。客観視することに慣れている人にとっては余裕かもしれないが、全てを「自分視点」で考えてしまう人間(=私)にとっては、ユーザー目線を想像するのが難しい。

・自分のサービスを無理やりユーザー目線で考えるよりも、まずは「自分が好きなもの」「自分が買ったもの」について分析した方が、客観性を得られるんじゃないか。学びがあるんじゃないか。

ただの消費者的な私は、そう思った。

なので、次のことを考えてみたい。

・自分は物を買ったりサービスを利用したりするとき、何に価値を感じているのか

・どういう気持ちになりたくて、何を期待して、お金を払ったのか

この辺を考えてみたいと思う。


最近、5万5,000円の電子ピアノを買ったので、それについて考える。

ちなみに私はかなりケチなので、5万5,000円の買い物はかなり高額。物に対して5万円払ったのは、初めてかもしれない…。

■買うまでの流れ

そもそも半年以上前から「電子ピアノが欲しい」と考えていた。

電子ピアノが何万円で購入できるかも調べ済み。

ただ、近所に「半日1,000円でピアノが弾けるスタジオ」があったため、わざわざ購入する気にはなれず。

「5万円のピアノの元を取るとしたら、スタジオ50回レンタルできるな。50回…50回も行かないだろ。だったら5万円のピアノは高い!」みたいな気持ち。

ピアノを仕事にできるわけでもないので、ピアノの購入は「浪費になる」と思い、購入する気にはなれず。

■買った理由

・「いつでもピアノが弾けたら最高だな」という気持ちがピークになったから(積もった感情)

ぽいずんくんが音楽をやってて楽しそうで、羨ましくなったから(人の影響)

・コロナで近所のスタジオに行けなくなったから(行動が制限されて鬱々…)

・給付金10万円が支給される心の余裕(お金の余裕)

この辺の理由が組み合わさり、ピアノを購入したと思われる。

以前からの「ほしい」という感情に、人の影響が加わり、欲しい気持ちが強化された。おまけにお金の余裕ができ、さらにコロナにより脳みそが若干バグっていた。

こんな状況の中、ケチな人間が5万円以上するピアノを購入した。

■何をしたくて買ったのか、何を期待したのか

・いつでもピアノが弾きたかった(利便性の向上)

・趣味として音楽ができたら嬉しいと思った(生活の向上?)

・耳コピを上達させたかった、誰かに聞いてほしかった(自己陶酔、承認欲求?)

・音楽活動を始めたくなった時に、すぐに参加したかった(自己陶酔?)

「もっと耳コピを上達させて、ワンチャン配信したら、かっこよくね?」みたいな気持ちが強かったかもしれない。

「自分のかっこよさ」に期待してお金を払ったのかもしれない。

美容やファッションに近いかも。

■どういう気持ちになりたくて買ったのか

・長年買うか悩んでいたものを買って、スッキリしたかった

・家で音楽ができる喜び、かっこよさを味わいたかった

多分こんな感じ。

「かっこよくね?」みたいな気持ちには、人間、結構お金を払うのかもしれない。

「ピアノを演奏できる」という実利的な価値ではなく、「好きな曲をいつでも弾ける」「自由に耳コピする自分かっこいい」という情緒面での価値というか、自慢に近いというか。その辺の領域。

■金額的な目線

・給付金で10万円がもらえるという心の余裕があった(本来ないはずのお金が得られた)

・半日1,000円のスタジオを週1回/1年間通うと、約5万円になる。ってことは、週1回以上自宅でピアノを弾くなら、1年で元が取れてしまう。週1回は絶対にピアノを弾く自信があったので、1年で元を取れるという気持ちが強くなった。(コスパ思考)

コスパ思考は強いと思われる。

「高いけど、実質お得じゃない?」みたいな考え方。

例えば次のような考え方も、「実質お得じゃない?」「実質やすくない?」と感じる。

・「文庫本1冊600円は高いけど、スタバのドリンク1杯を我慢すれば本の世界に浸れる。だったら文庫本は安いわ。スタバ我慢しよ」

・「総額20万円の講座は高いけど、1ヶ月3万円ずつ分割払いできるなら、まぁ払えるわ。稼げるようになるんだったら、1ヶ月3万円の返済は余裕なはず。」

・「3,000円のセミナーは高いけど、飲み会1回我慢すれば参加できるんだったら、安いもんだわ。人生変わるかもしれないし。人生変わるセミナーといつもの飲み会を比べたら、セミナーの方が価値が高い。3,000円払うわ。」

値段を単体で眺めて「安い」「高い」と判断するのではなく、得られるものや他の何かとの比較で「安い」「高い」と判断する。

欲しいけど値段がネックになるときは、こんな感じで自分に「安いぞ〜安いぞ〜」という暗示をかければ、あっさり購入するかも。

■購入の決め手は

ぽいずんくんが楽しそうに見えた(人の影響、快楽)

・弾きたい曲があった。弾きたい曲への愛情(快楽?)

・お金の余裕(給付金10万円)

・コスパ思考(1年で元が取れる)

基本的に「快楽」と「コスパ良い」が組み合わさって、購入したと思われる。

■まとめると

ピアノを買った主な要因は、次の2点かなと思う。

・快楽、かっこよさへの欲求が強まったから

・コスパが良いと判断したから(お得だと判断したから)

「快楽(快楽への憧れ)」と「お得感」が組み合わさると、5万円以上する商品でも簡単に買うんだな〜と分かった。

以上!


気が向いたら、今後も

・私はなんでそれを買ったのか

・私はなぜそのサービスに価値を感じたのか

などを書いて、自分なりに納得してみたいと思う。

それが正解なのかは分からないけど、納得感や勉強には繋がるかな。


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