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Bリーグチェアマンクラブ訪問その3 福島ファイヤーボンズ
チェアマンとしての出張3件目は福島ファイヤーボンズでした。初のB2クラブ訪問となったわけですが、地域との結びつきの強さに驚き、非常に大きなポテンシャルを感じました!
社長・オーナーと合流し、福島県庁を訪問
新しくファイヤーボンズのオーナー企業となった株式会社識学の安藤広大社長と同じ新幹線にて福島へ移動。ファイヤーボンズの宮田英治社長、西田副社長と駅で合流し、福島県庁へ向かいました。
宮田社長は就任後の7年間、激務を続けていらっしゃいました。特に資金繰りには苦慮されていたことと思いますので、オーナー企業が見つかって本当によかった。
しかもその企業が、猛スピードで成長を続けている株式会社識学さん。識学さんのマネジメントコンサルティングサービスは、ファイヤーボンズという組織が成長するためにも必要のはず。宮田社長を留任させ、地域を大切にしながら資本を入れるというハイブリッドな経営体制も素晴らしいと思います。
さて、そんな両社長がたとともに福島県庁を訪問させていただきました。まず、内堀雅雄県知事のお人柄に感動したということをお伝えしたい。東日本大震災の際は副知事でいらっしゃいましたが、第一原子力発電所事故の先頭に立って指揮を取られた方です。
お話をしていると、私のことをよくご存知なんです。「島田さんは25歳で起業されてから、千葉ジェッツを急成長させ、チェアマン就任とさまざまな経験をされていらっしゃいますね。」なんておっしゃるんですね。
どうやら、事前に私や安藤オーナーのWebインタビュー記事などをチェックいただいていたようです。県知事って来客はひっきりなしのはずで、ものすごくお忙しいんですよ。そんな中で我々のことを調べていただいていた。感激しました。
そして、福島県としても全面的にファイヤーボンズを支援すること、補助金としては毎年のサポートに加え、福島のプロスポーツクラブ3チームへの補正予算を3300万円計上することなどをお伝えいただきました。
郡山市市庁を訪問、そしてコンビニでのグッズ販売にビックリ
続いて、郡山市の市庁を訪問しました。入口のデジタルサイネージで歓迎していただき、これまた感激です。
品川萬里郡山市長からは「福島ファイヤーボンズを郡山市として応援していきたい。郡山を引っ張ってもらいたい」と力強いお言葉をいただきました!
手土産に甘酒をいただきましたので、飲むのが楽しみです。
福島県、郡山市ともに、ファイヤーボンズとの関係は良好で、一緒に地域を盛り上げていきたい!という気持ちを大いに感じました。
そして、講演会会場へ向かう道中立ち寄ったコンビニのファミリーマートさんで、我々は驚くべき光景を目にしたのです。
ドラゴンボールや刀剣乱舞のような巨大コンテンツの一番くじの横に、ファイヤーボンズのグッズが大きく展開されています。後日確認したところ、県内で40店舗、郡山市内では25店舗で展開されているということで、2度ビックリしました。
大手コンビニチェーンさんに売り場を確保してもらうというのは、当然簡単なことではないわけです。プロ野球球団ですとか、Jリーグ・Bリーグでも一部リーグ上位クラブなどならまだしも、ファイヤーボンズはB2クラブ。これは尋常なことではありません。それだけクラブが地域に結びついていて、必要とされているのだと実感しました。
また、ファイヤーボンズの選手を起用したスポンサー様の看板を見かけたり、街中でクラブの存在を感じる機会がたびたびあったことも嬉しかったですね。
クラブオフィスも訪問しましたが、スタッフみんながイキイキしていて雰囲気もよく、すでに識学さんのマネジメントサポートが機能していると感じました。
講演会 ~地域におけるプロスポーツチームの価値~
8/5(水)に郡山にて行われた、#Bリーグ チェアマン島田慎二氏(@SHIMADASHINJI)の講演会が行われ、ご参加いただいた方たちからアンケートを実施いたしました📝
— 福島ファイヤーボンズ【公式】 (@firebonds) August 8, 2020
アンケートの一部は下記URLからご覧いただけます✔️
詳しくはこちら🔽https://t.co/iQ4THA9qMP#firebonds pic.twitter.com/7PIjwAFJMk
地域とスポーツチームに関する講演を行うときはいつも「クラブが地域にあることで、社会性・経済性両面で価値をもたらすことが出来る」ということをお話します。ファイヤーボンズのホームページで講演会後のアンケート結果が発表されていますが、多くの方々が「プロスポーツによる地域創生に可能性を感じた」と回答いただきました。本当に嬉しいですね。
福島ファイヤーボンズは、東日本大震災を機にして生まれたクラブです。原発事故の影響により外遊びが制限され、運動量が低下し、福島県の子供たちの肥満傾向は急激に増加することになります。その後、「屋内競技であるバスケットボールなら、子供たちに存分に運動してもらえる」ということで立ち上がったバスケットボールスクールから、ファイヤーボンズは生まれました。Bリーグでも珍しいパターンです。ファイヤーボンズは、まさに地域における社会性価値の象徴的存在と言えるでしょう。
今年は震災から10年目の特別な年です。"ボンズ"は"絆"という意味があります。人と人との絆を大切にし、いまの福島を発信する存在となって欲しいです。
パネルディスカッションでは、安藤オーナーから「スポンサー企業は、クラブを応援してくれていると同時に投資してくれている。地域貢献し、スポンサーに還元していきたい」というコメントがありました。クラブ経営が厳しい状態の現在、手を挙げてくれた安藤オーナーには心から感謝しています。地域との関係を大切にする姿勢は本当に素晴らしいですし、組織作りのプロとして、ファイヤーボンズをよりよい組織にしていってくれることと確信しています。
久しぶりに"島田塾"開催
講演会の後、久しぶりの島田塾を開催。短い時間でしたが、法人営業チームにスポンサー営業のイロハを伝授させてもらいました。
その後は会食。クラブ設立当初から命がけで頑張ってきた宮田社長を心の底からリスペクトしているので、お話できてよかったです。
Bリーグとしても、東日本大震災から10年のタイミングで改めて福島を元気にするお手伝いをしようと考えています。そして個人としても、今回の訪問で福島をさらに好きになりましたし、応援したいと思っています!
ファイヤーボンズブースターのみなさんも、熱きブーストをよろしくお願いします!そして、震災後に生まれた福島ファイヤーボンズというクラブを広く全国のみなさんに知っていただき、応援いただけると嬉しいです!
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