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Bリーグチェアマンクラブ訪問その8 新潟アルビレックスBB

チェアマン出張シリーズです。私の故郷、新潟へ行ってきました。新潟アルビレックスBBと千葉ジェッツのプレシーズンマッチに向けた訪問です。今回の出張でも、さまざまなエピソードがございましたのでぜひお読みください。

NSGグループ池田代表にご挨拶

新潟に着いて、まずは新潟アルビレックスBBの主要株主であるNSGグループ池田祥護代表にご挨拶。

「アルビレックス」は、Jリーグのアルビレックス新潟、Bリーグの新潟アルビレックスBBや、野球、陸上、モータースポーツなどさまざまなスポーツ総合型地域スポーツクラブのコングロマリットといえます。

新潟アルビレックスBBは、日本最初のプロバスケットボールクラブです。bjリーグ発足時最初に加盟していた6クラブでもありますが、池田代表は日本バスケ・新潟バスケの発展に非常にご尽力されていらっしゃいました。

そんな中、2013年に千葉ジェッツがbjリーグから脱退。私は当時ジェッツの社長でしたので、「新潟県人が頑張って作ったリーグを、新潟県人が裏切った」とも言われました。
bjリーグ脱退・NBL加盟は日本バスケのために必要なことだったと思っていますが、池田代表と改めてこのころのお話をする機会を作りたいとずっと考えていたのです。

今回ご挨拶させていただき、池田代表に「バスケ界が良くなるために頑張りましょう」と言っていただけて、歴史が動いた瞬間だなと感じました。


そして、B1リーグの新たな基準(新B1)の話に。売上高やアリーナ基準がより厳しくなります。新潟アルビレックスBBは、新B1を目指して頑張っていくというお言葉もいただきました。地域密着しつつ、新潟は新潟らしく、創意工夫して汗と知恵を絞りますと。新潟出身者として、全面的に応援します。

そして、NSGグループ社員1万人がバスケットLIVEでアルビBBを応援するということもおっしゃっていただきました。リーグとしても本当に心強いです。

テレビ新潟訪問

続いて、テレビ新潟小山章司社長にご挨拶。

社内各階にアルビBBのポスターが貼られていて、応援ムードを感じました。

そして、開幕前のBリーグの特集で使われるということで取材を受けさせていただきました。Bリーグの今後について、ジェッツ再建の話や、新潟出身の富樫勇樹選手とのエピソードが中心です。

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新発田市役所表敬訪問

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アルビBB、千葉ジェッツ関係者・選手とともに新発田市役所へ。二階堂馨市長にご挨拶するとともに、多くのメディアにもお越しいただきました。

実はこのプレシーズンマッチについては、2017年ごろから話があったのです。私がジェッツの社長だったころですが、さまざまな縁があり「新発田市出身である富樫勇樹選手の凱旋試合を行いたい」というお話をいただいていました。

しかし、富樫選手の日本代表招集や、両チームの国際試合などのスケジュールが毎年どうしても合わない状態だったのです。今年は東京オリンピックが開催予定でしたので、この時期にスケジュールが合うというタイミングでした。

とはいえ、コロナ禍において近隣の大規模イベントはのきなみ中止になっている状況です。難しい決断だったと思いますが、長年の想いを実現させていただいて、二階堂市長はじめ関係者の尽力に大変感謝しています。


この日は、アルビレックスBB小菅社長、藤田取締役と行動をともにしていました。2人と話していたのは、長岡市と新潟市のバランスをどう解決するかについてです。アルビBBのホームアリーナがある拠点は、長岡市です。しかし近隣の大都市は新潟市であり、クラブのサイズアップのためにいかに新潟市を巻き込んでいくかが大事です。

とはいえ、大きな資本のバックアップを受けず、地方都市のクラブがビッグクラブに立ち向かっていくという構図の代表が新潟アルビレックスBBでしょう。クラブ予算に対し、プレーオフに出場し続けている理由は創意工夫の巧みさに他なりません。素晴らしいことです。

ここまでのプレシーズンマッチではかなり苦戦していますが、選手を8人入れ替えて若返りを図ったことが主な原因でしょう。チームの良いケミストリーが生まれるまでは大変かもしれませんが、ブースターのみなさんは未来のために勝負したアルビBBをぜひ、応援してください。

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アルビBB対ジェッツの試合を観る前に帰京してしまうのですが、試合会場の視察だけさせていただきました。この会場が大いに盛り上がったようで、心から嬉しく思います。

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