詩的実験2022.1

#配置転換  「あった」ものはもう「ない」が、「ない」という「ある」こと。埃がたまるという射倖、(あるいは)埃を振り払うというイコノクラスム(偶像破壊)によって、受動から能動ヘ弁証法的に呼吸は促される。「あるもの」と「わたし」のあいだに揺蕩う「ないもの」の配置転換
呼吸する棚、老化するガラス瓶、耳うちをするヒロシマの壁へ
ディゼーニョを 日なかの父を スーラの絵を すうっと埃に呼吸を合わせ

#彼女は出ていったきり 。「ローズ・セラヴィよなぜ、くしゃみをしない?」(マルセル・デュシャン)
いない部屋はインデックス なぜくしゃみをしない。なぜあくびをしない。
皿のパン シェーマ(図式、型式)があって、ジッパーをおろしたて ただこれだけのこと

 #「洗濯女のエプロンの一組」というレディ・メイド
#デッサンの形相と質料について 、前者の形相、フォルムが男性で、質料、マチエールは女性。デッサンは前者に関わり後者より上に置かれるというジェンダーもある。
#皿 =おとこ パン=おんな なんていうジェンダーもある。
皿のパンのritual(儀式)があってジッパーをおろしたてのちそれだけのこと

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