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白井健康
2018年7月29日 11:55
ことなるそらの所有する部屋に居ながらかつてない感覚に均され不規則にはじける泡に触れひとつの木から語られた末娘を後ろ手にひきながら睫毛のような雨を避けゆめは夜明けまえ浅く逃げ惑うさかなの透きとおるまえ甘い水に所有格を外してもみずからでいる 他人の土を踏み続ける動線の途中の利用されない歩道の傾斜地の明るく尖った周囲に続くあのイケてないほそばの生垣が母の