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#週末プロジェクト


#週末プロジェクト

9月、結婚式で着物を着ることになり、うちのタンスに眠っていた着物たちを久しぶりに取り出してみた。

かわいそうなくらい日の目を見ていない。

誂えてもらった母の想いをかみしめながら、なんとか出番はないものか?!結婚式に出席後ちょっと考えていた。

そんな時期、芸術の秋のイベントとして、「能楽初心者のための鑑賞会」という、チラシを見かけた。
「そうだ、まずはこの企画にのってみよう!能楽、前から鑑賞してみたかったんだ!」

ここから、わたしの着物週末プロジェクトが始まる。(そんなおおげさなものではないが・・・)

早速、数人の友人に声をかけ、初めての能楽鑑賞チケットを購入。
仕事の合間をぬって、計画を実行すべく、動き出す。
幸い友人のひとりは、着付けの先生をしている。(なぜもっと早く気付かなかったのだろう・・・)

タンスを開け、たとう紙に包まれたままの着物たちのなかから、10月、この時季着れそうな着物を何枚か選び出し、友人の家に持ち込み、着物に合う小物をいろいろ考える。
思ったより、ウキウキ、たのしいひとときだった。

ようし、まずは、これでいこう!

選んだ着物は、薄い紫色に銀色の地模様が入った訪問着で、上にこれまた薄い黄緑色に平安朝の秋絵巻の模様が描かれた羽織りを選択。
帯はオシドリのつがいが刺繍してある金地の帯、帯締めは紫、帯揚げは紫と黄緑のぼかし。

なかなか高貴な?!コーディネートのできあがり。(自己満足・・・)

モデルの良しあしは棚に上げ、当日までの数週間、出来上がったコーディネイトの着物を横に、youtubeにあがった演目を視聴して、ワクワクしながら当日を迎えた。

心配していた雨模様の天気予報も杞憂に、友人の力を借りて着付けをすませ、いそいそと会場に向かった。

鑑賞会は思ったよりも人気で、会場は満席。
そのなかでも、着物を着たわたしたちは、ひときわ目立っていた気がする。(手前みそ・・・)

演目は、「土蜘蛛」。
初心者のために事前に丁寧な説明があり、狂言も挟みながら2時間があっという間に過ぎた。
たのしかった。
非日常の一日だった。

帰りにお茶を飲み、たのしいおしゃべりをして、着物週末プロジェクトは終わった。

次の着物週末プロジェクトは、骨董市に出かける予定だ。
(ほかにも、こうしたちいさな週末プロジェクトがちょこちょこたのしめるようになってきたことに感謝しながら・・・)

https://youtu.be/_Gg7b_VkVQM







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