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閉店したい

旧まー(10年想い続けた人)に会いたくて、それを目的でやっていたカフェ。旧まーへの想いを終わらせたらやってる意味を見失って全然チカラが入らない。それでも常連さんのためや、続けてほしいという新まー(今カレ)の言葉を受けて何とか続けています。

「もう会いたくない」で、わたしは次のステップに進むことを考えたのだけど、新まーの長女さんが春にならないと引っ越ししないし、わたしの次男の高校卒業式が3/1。また、このカフェを次の人に引き継ぐ作業もあるし、その人たちが借りるのも4月からの予定。
なので仕方なく瀕死の状態で続けています。お客さんはほぼない状態。土日でも一人とか。光熱費や材料費を考えたら、やればやるほどマイナス。でも、収入はないけれど、人が来ないのが最高!ゆったりと編み物して、昼寝して、賃貸借契約書や製造委託契約書を作成したりして、思うように過ごせてしあわせな毎日。気分は最高。ただ、来るか来ないか分からない(いや、ほぼ来ない)お客さんのためにコーヒーやケーキを準備するのが辛い。残ったら捨てるなり冷凍するなりしなくてはならないのが、超テンション下がるのだ。支払いの方は、融資してもらってる銀行が秋にカードローンの申込をしてって言って作ったので50万までは借りられる。このカードを作ったときに思いました。・・・これ、また、マイナスになるやつだ・・・って。その通りになってます。

で、やっぱり、無理があることは何かのカタチでお知らせしてくれます。

わたしは役に立たない憑依体質で、小さい頃からいつも体調が優れないことが多いです。最近はだいぶ良くなってきたけれど、こないだ久しぶりに来ました。

生霊。

年末に新まーの長女さんと、仏壇の掃除をしていました。亡くなったお義母さんは霊感が強かったと新まーに聞いていたけれど、長女さんも心霊体験をしていて…最近除霊のYouTubeを見てて気持ち悪くなったと話してくれました。
「悪趣味やなぁ…、見ん方がいいで」って話しました。最近は霊とか念とか、そんなに意識してないから、その時はただの話題として受け取ってました。

正月明けに、わたしの次男がウチに泊まりに来ました。彼女と来る予定だったのが、彼女の都合が合わなくて結局一人で来ました。大阪の建築系の専門学校に行く予定が、お金が無理とのことで断念。地元就職に切り替えたのだと、正月に聞いていた。今は次男と何か話す時なんだと思って、様子を伺いつつ話していました。

次男が好きな音楽を流しながら夜ごはん。

その曲の中に、優里の「シャッター」という曲がありました。この曲は、旧まーに「友だちでいてください」と言ってからも、わたしの店の常連さんから船を買うことになって一緒に船を見に行こうって約束してたのに、新まーと出会ったことと、その常連さんがわたしに対してしつこくなってきたこともあって一緒に行くことを辞めるって言ったタイミングで「今のお気に入り」と言って送ってきた曲。
わたしが一緒に船を見に行くのは辞めておくとメッセージして、2日後でした。禁酒してたのに休みで飲み過ぎたという言葉とともに、この曲を聴いているとメッセージの返信をしてきました。

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君と見るはずだった花火が
夜の隙間を埋めてく
感傷にひたっちまうから
Twitterは閉じた

棚の上に置いたカメラも
今距離を置きたいくらい
僕は今日全て失って
一日中泣いていた

本当の気持ちは
やっぱりわからないけど
君のアルバムに居る僕を全部
消したんでしょう

シャッターが落ちるみたいに
君を切り取って恋に落ちて
心のアルバムに全部
そっとため込んでた
だからさ だからさ
仕草も匂いも覚えている
シャッターを切る時間も
君に触れていれば良かった
全ての時間を君だけに使えばよかった
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っていう歌詞なのですが未練タラタラで、しかもこの10年の間にこんなことを送ってきたこともなかったので相当な気持ちだったんだろうと察しました。
「君のアルバムに居る僕を全部 消したんでしょう」って、そうです、全部消しました…。
あれから半年経って、次男のケータイからその曲が流れて、再び思い出しました。次の週には旧まーが夢にも出てきました。

今週も新まーのところへ行くために車で向かっていました。久しぶりに来た車のナンバー「563」
コロス。
「は?誰?知らん」
ってスルーしてたけど、近頃はだいたい旧まーの奥さんからの念。
旧まーの元気がないのはあの女(わたし)のせいだって思っているだろなぁって。勝手な想像なんだけど。

新まーのところに到着する頃には眠気と空腹感で超不機嫌。念が飛んでくるとだいたいこの症状。それから吐き気。
この日の夜、寝ようとするけど気持ち悪くて眠れませんでした。こういう時の気持ち悪さにはミンティアの青いやつが効きます。ミンティア食べて、何とか眠れないものかと、すやすや眠る新まーの隣で格闘してました。一瞬寝てて目が覚めると、新まーも目を覚ましてました。

「ひとみさん、うなされとったで。マーくん、マーくんって言って、それからいびきをかいて寝た」それからすぐに目を覚ましたのだけれど、そう言われてびっくりした。奥さんの念で「マーくん」って呼んだのか?目を覚ました私は、訳もなく悲しい気持ちが湧いていました。
新まーに「悲しい気持ちが湧いてる」って言うと、背中を向けてるわたしを後ろからぎゅーってしてくれて、わたしは少し泣きました。すると少しラクになって、それから少しだけ眠れました。

最近SNS投稿もしていないし、旧まーはこっちにも帰ってきてないのか姿も見かけない。帰ってきててもタイミングが合わなくなってるから、わたしの様子が分からず落ち込んでいるのかもしれない。そして旧まーの様子がおかしくなると奥さんが反応する…。そんな図式がわたしの中で出来ている。

先日、アロマオイルを買いに、友だちのお店に行きました。クレイアートやアクセサリーが置いてあります。久しぶりにお店に行くと、一人の男性がいて友だちとお喋りしてました。わたしのオイルの話になって、「収入もないけど、本物が欲しくて…」って言うと、「半分払ってあげる」って2000円をスッと差し出してきました。全く知らない初めて会った人なのに。出し方に迷いがなかったので受け取りました。友だちによると、彼はいつもそうなんだそう。お返しにと、友だちがオイルを小分けして渡していました。お金を出してもらえるのはありがたいけど、こういう人が現れるとパートナーに悪いと思う。これが女性ならいいけど、何で男性なんだろう?そしてなぜ、こういう人に出会ってしまうのだろう?って考えました。



わたしは旧まーに会いたい一心で起業して、旧まーの地元で移動カフェを始めました。カフェをしていたら会えるだろう、来てくれるだろうって思っていたのに全然来てくれませんでした。人生、本気で生きようよって何度も言っていたけれど、旧まーはそれを選択することは出来なかった。わたしは、いつか会えるという期待を持ちつつも寂しい想いも募っていたでしょう。男なら誰でもいい訳ではないけど、わたしのお店は男性のお客さんが圧倒的に多い。そして70代80代のじぃさんに追い回されたこともありました。
わたしがやってるこのカフェは、寂しさのエネルギーが満載。コレをやってるから変な男(寂しい男)が寂しさを埋めにやって来るんだろうなぁ…。

って、思って。
やっぱりこのカフェ、閉めた方がいいんだなってところにたどり着いたのでした。
新まーに気持ちを言うと「賛成だよー。今まで頑張ったんだからもういいよ」って。
周りの予定に合わせるなんてしなくてもいい。わたしの都合で動こうって思いました。

旧まーと奥さんが穏やかに過ごせるようにも、わたしはここから去ります。古いエネルギーを捨てます。
あと2週間ほどで、ひっそりと閉めます。

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