【詩】Rin

今日おぼえた花と
きみに掛けたカーディガンの袖が
風に揺れている

来週は足を延ばして 星を見に行こう

" Rin "
人のもつ
一番きれいなものに称(たと)え
" Rin "
それは気持ちが零れた音

僕ときみも油断すると
赤の他人になってしまうみたいに
優しさがかろうじて世界を繋いでいる

だから教えてあげよう
花の名を 星の名を
愛されていると、憶い出せるように

今日おぼえた星と
きっと二人が一緒に見ている未来が
音もなく煌いている
そっとお腹を抱えたきみを、抱きよせた

" Rin "
それは気持ちが零れた音

Words:Towl Yoshiyuki

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