【詩】三十まで生きてみて (9/5加筆)

飛び降りようとしてんのか
飛び込もうとしてんのか
首吊ろうとしてんのか
煉炭焚こうとしてんのか

待て待て待て
ちょっと待て

そんな疲れた顔をして
そんな酷い顔をして

とにかく休め
とにかく寝ろ

動くのはそれからだ
決めるのはそれからだ

生きるのは尊くない
お前が死のうが生きようが
俺に関係もないだろう

誰が悲しんで 誰が喜んで
誰が舌打ちしても
どうでもいいことだろう

でもね

三十になって見える景色は
今までの景色とは違う
たぶんそこが人生のはじまりだ

十年、二十年
先は長く感じるかな?

でもね

もしよければ
三十まで生きてみて

死ぬのはそれからでも
遅くないから

無責任な人より

Words:Towl Yoshiyuki

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