人を見て我が身を直す
(書き下し文)
子(し)曰(いわ)く、賢(けん)を見(み)ては斉(ひと)しからんことを思(おも)い、不(ふ)賢(けん)を見(み)ては内(うち)に自(みずか)ら省(かえり)みるなり。
(現代語訳)
孔子様がおっしゃるよう、「賢(かしこ)くて徳のある人を見ては、自分もこの人のようでありたいと思い、賢(かしこ)からず徳のない人を見ては、自分もこの人のようではないかと反省する。」
(学びと反省)
自分を高めようと学びを実践していると、自分がすべて正しいという錯覚に陥る時がたまにある。
常に頭は冷静に対処できるように備えておかなくてはならない。
賢いや賢くないと判断する時にも、なぜそう思ったのかを深堀していくようにしようと思います。
七情に振り回されてもいけないが、既に悟りを開いたかのような態度で生きていてもいけない。この場合も中庸を考える必要がある。
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