子曰く、其の以てする所を視、其の由る所を観、其の安んずる所を察すれば、人焉んぞ廋さんや。人焉んぞ廋さんや。
(現代語訳)
孔子先生は言われた。「人のことがわかる方法がある。まず、その人の行いをよく視る。次に、その人の行為の動機、原因はどこにあるのかを観る。そして、行為の後、その結果をどう思っているのかを察するのである。この視、観、察の三つで観察すれば、必ず人のことがわかるようになるものだ」。
(思いや気づき)
この教えで孔子先生は、人となりを知るためには、立場や外見だけではなく、その人物の腹の内を知る必要がある。つまり、本質読解能力が必要だと説いているのだと思います。
会話をするときには、表層的に話を聞くだけではなく、発する言葉の一つ一つの意味を解読していく。
その基本的な姿勢を持ったうえで、『その人の行いをよく視る。次に、その人の行為の動機、原因はどこにあるのかを観る。そして、行為の後、その結果をどう思っているのかを察するのである。』という方法で判断せよということだと解釈しました。
これら三つの言動で分かる事を要約すれば、その人の『意思・欲求・人となり』となります。
上記の三要素には、人を知るうえで、とても重要なことが詰まっている。
私自身、人の能力と性質は、以上の前提条件を使い、見抜いていこうと思いました。ありがとう。
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