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【歌ってみた】カフェ・ソング(レ・ミゼラブル)

歌い人sky_flatです。

今日は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」からマリウスの「カフェ・ソング」を歌ってみました。
革命を志して政府軍と戦った仲間が全員散っていき、自分一人だけ生き残ってしまったという状況で歌う慟哭の歌です。

歴史を学ぶ者として、個人的に好きな歌詞があります。
ああ友よ聞くな、散り果てた意味を
という部分です。

マリウスの仲間たちが倒れた戦いは、1832年の「6月暴動」という史実上の事件をモデルとしたものです。
仲間たちの死と理想を実現できなかったという現実を前にして、マリウスは仲間を無駄死にさせてしまったのかという思いを抱いているように見えます。
実際この事件は鎮圧されて世の中は変わらず、事件の存在も大きく取り上げられることはありません。
しかし、こういう事件は連鎖的に各地で起こっていき、
1848年の「2月革命」をきっかけとして、ヨーロッパ各地で王政の打倒が実現されていくのです。
これは名もなき市民の犠牲の上にこそ成り立つもので、マリウスの仲間たちも、長い目で見れば世界を変える動きの一端を担っていると言えるのではないでしょうか?
そんなことを考えながら、今日も歌うのでした。

オタクの偏った解釈を最後までご覧いただきありがとうございました。
今日も素敵な一日でありますように。

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