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一歩踏み出した先に~声楽コンクールへの挑戦

歌い人sky_flatです。
ご覧いただきありがとうございます。

今回は、最近の音楽活動について書いていきたいと思います。
#一歩踏み出した先に
というお題を見つけたときに、真っ先に浮かんだのがこのことでした。
私が今年一歩踏み出したこと。
それは、声楽コンクールへの挑戦です。
この決断に至るまでのことを、書き留めてみます。
読んで下さった誰かの新たな一歩を後押しするきっかけになればうれしいです。

1.一歩踏み出せなかった自分


歌うことが何よりも大好きな私は9歳の頃から合唱をはじめ、気づけば独唱もするようになりました。
11歳で地元の「童謡唱歌コンサート」に出場したのが、最初の独唱だったと記憶しています。
自分の声だけが会場に響いていって、拍手をいただけた時、歌だけは自信を持って続けていけると感じました。
もっとたくさんの人に歌を聴いてもらいたい!
自分の歌がどこまで通用するのか試してみたい!

そういう思いを抱いて調べていくうちに、「声楽コンクール」というものの存在を知りました。
しかし、実行しないまま20年近い年月が経ちました。

文字にしてみて、我ながら驚きました。
20年もチキってたのかよ!と。

「音楽高校に行きたいです!」と言って
「やめとけ」と言われたあの日から、
本気で挑戦することから逃げ続けていました。
どうせ自分には無理だ。
やめとけって言われたし、自分より上手い人なんかいくらでもいるし。

チャレンジしないための言い訳を自分に言い聞かせて、本当の思いに蓋をしていました。

高校大学へと進学し、社会人になり、
年を重ねるごとに言い訳しやすくなっていきます。
今さら挑戦なんてできっこない。
って言いやすくなるんです。

でも、
いくら逃げても言い訳しても、
歌いたい思いはふくらむばかりです。

その一方コロナ禍で歌う機会は減り、歌への情熱も冷め始めていることに気づきました。

このままじゃまずい!
自分から歌を取ったら何もなくなる!
歌でチャレンジしなかったら絶対後悔する!

歌えない日々の中で突然に大きな感情の波に襲われ、コンクールという場に挑む決意を固めました。

2.踏み出してみよう!


挑戦を決めてから、普段の変わったことが2つあります。
①時間を意識するようになったこと
当然ですが、コンクールは本番の日が決まっています。
今まで以上に練習時間を捻出するよう工夫するようになりました。
大きな声を出す練習は、家での隙間時間ではやりづらいので、ある程度まとまっまた時間を確保して歌える場所に行く必要があります。
そのためには、家事を時短したり仕事を早く片付けたりと、かなり頭を使いました。
何をするにも時間の効率化は大事です。
当たり前だけど実践できていなかったことに本気で取り組むきっかけになりました。

②聴き手を意識することで技術の吸収が早まったこと
コンクールの本番では、これも当然ですが審査員やお客さんがいます。
聴いていただく以上、中途半端なことはできません。
今の歌は広いホールでどう聞こえているか、
お客さんの心は動くだろうか、
と色々想像し、録音を聴いては修正する作業の繰り返しです。
細部にこだわりながら演奏を作り上げていく感覚を、久しぶりに楽しむことができています。
前にも書いた通り、締切があるのでまったりやっている時間はありません。
今までできなかったことを何とかできるようにしようという意識がはたらき、技術のレベルアップにもつながりました。

3.準本選へ…


あっという間に本番がやってきて、本番を迎えます。
結果、県予選を通過し準本選に進みました。
※ここまでが7月のことです。
緊張しながらも楽しく本番を終えることができたのは良かったですが、結果は予想外。
師匠からは、
今年はお試しで来年本番のつもりでいくように
と言われていたからです。

そこからはうれしさ半分パニック半分の1ヶ月でした。
いただいた講評をもとに修正を重ね、あさってが準本選の本番です。

さてどうなることやら。
とにかく楽しんできます。

一歩踏み出した先にあったのは、
時間管理と歌の技術がちょっとレベルアップして、歌の楽しさを改めて感じている自分でした。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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