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若く見えることがいいことかといえば、必ずしもそうではないという話

 特に女性は、「えー30代に見えない!若い!」とか他人に言われたら、
とてもうれしいと思います。

 でも、「年相応に見えない」ということで、苦労することもあるという。

 私の父がそうでした。

 私の父は、今でこそどこから見ても60代のおっさんですが、40代半ば
くらいまで大学生にしか見えず、仕事でものすごく苦労していました。

 40代くらいになると、職場で中間管理職だったりするわけです。
当時、父は接客業で部署のリーダーだったのですが、お客様からクレームが
入り、「責任者を出せ!」と言われて父が出て行ったら、

 「何やこの若造は!責任者出せ言うたやろ!なめとんのか!」

 と、お客様が余計に怒ってしまったという。

 母が、この話をしながら、「お父さん、年相応に見えないことにもの
すごく悩んでいるのよ……」とこぼしていました。

 だから、私も「その歳に見えない!」と言われたとしても、手放しでは
喜べません。勿論、悪い評価ではないのですが。

 老けてみられるのも、不本意な事態を招いたりするので、やっぱり歳は
年相応にみられるのが一番だなと思います。

 年齢を重ねることは、人間としての財産が増えていくことでもあると
思います。老いる、衰える、という面ばかりではなく、歳を取ったから
こそ、わかること、できることもあります。心身ともに、健康に歳を
重ねていけたら一番かなと。

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