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余命10分 / 2022年10月1日 — それぞれの向き合い方。

仕事で1日中早朝から真夜中までデスクワークなので、特に日記に書くようなことは起きなくて、今日も父の話。

「朝顔」というテレビドラマを見たと父から連絡。

どうやら父と同世代の人の認知症の話らしく、認知症がなかっただけでも私たちは幸せだと思ったらしい。最後のさいごまで母の意識はしっかりしていた。

一緒に見ていたドラマの録画を改めて見返す。

ひとにはそれぞれの向き合う方があるんだなと思った。それぞれのやり方で「死」を体の中に取り込んでいくのだ。

僕はといえば、空に向かって「いったんストップ」と、母を待たせて、仕事に明け暮れる日々。この仕事が終わったら線香100本立てるね。


筆者プロフィール | 余命10分
癌ステージ4で余命宣告を受けた母への思いを10分だけで綴る日々。
※ 9月7日に享年66歳で逝去。その後の家族のことを今は綴っています。
1982年 山形出身・東京在住

サポートは母への贈り物の費用にあてさせていただきます