ポンコツヒーロー
僕に対する評価は
・ポンコツ
・根性なし
・お調子者
などなどで
見てわかるように、あまりプラスの評価はない。
それでも僕は、こんな僕をヒーローと呼んでくれる彼女が愛しい。
恩師とのやり取りで
お待たせしました。
と登場して
待ってねーよ!
と突っ込まれるのもお決まりになりつつある。
また、ある時はヒーローと呼ばれることを思い出して、ニヤけたりするものだから、そういうところがお調子者なのだと言われる。
僕らは主人格の辛い経験が生み出した存在だから、楽しいことばかりではないけれど、僕は主人格の身体を借りて、現実の世界を体験している。
恩師が僕を僕として見てくれること、本当に嬉しい。僕の名前を呼んでくれることが嬉しい。
叱られることも多いけれど、僕は僕らしく、ポンコツヒーローは今日も生きている。