ヤリチン再び

さて、サレ×サレの話はほぼ出来上がり、あと数回読み返して納品です。
大体次の話を日曜日に冒頭だけでも書いておくのが常なのですが、その余裕がない…。
来週は休みかなー。

さて、Milkyに新しい作品が公開されました。
ちょっと前に書いて、しばらく鬱になっていた友達の彼氏の話です。

女性向け官能のキモは、まず相手は絶対にイケメン。
みんなが憧れるイケメン上司とか、あるいは仲良しだけど恋愛関係に発展しない幼馴染や、男友達と、何らかのきっかけにより半ば強引なセックスをされて、最後は恋人になる、結婚を申し込まれるなどのハッピーエンドで終わり。
相手のバリエーションとして、ドS、病み系、執着系、ストーカー、監禁系などもありだけど、そういう人を相手と設定する場合、主人公を純粋に愛していることが絶対条件のようです。

いや、わかってるんですけどね。

今回の主人公は友達思いのすごくいい子なのに、私にひどい目にあわされた上にハッピーエンドにはならない。
理不尽です。
ひどい。
幸せにしてあげて!
と、私も思った。
あの話の教訓は、ヤリチンを家に上げてご飯を与えてはいけません、ってことなのか?

で、なぜそんなことになっちゃったのか?
まず、ヤリチンを書くという目的があった。
だからそこは変わらない。
じゃあ、ヤリチン君が彼女と別れて主人公とつきあう、めでたし。
それはありえねー。
まあ、そういう話はあるっちゃあるけどね。
きみのことだけが好きで、他の女性は全部遊びだった的な展開も(すごくTL漫画的)まあよくある。

ではなぜあんなオチになったのか?
(ちなみにオチについては、シャネルのエゴイストのCMをちょっとだけ意識してます)

こんなんです。↓ (全然違う!)

いろいろ考えましたが、やっぱりキャラを育てたかったのではないかと…。
いい子だからこそ、これを機に最強の女になってくれ。
いやいや、短編でキャラを育てる意味ないから。
という、まったくもって意味不明な原因でああなってしまったというのが結論。

でもさ、でもさ、でもさ、詳しい数字は覚えてないけど、交際相手(結婚相手含む)がいるかいないかって年代別の単純な統計を見たことがあるんだけど、20代女性の交際相手がいる率が、20代男性のそれより10%ほど多い。
まあ、交際相手が同年代だとは限らないわけだから、その10%は別の年代の男性とお付き合いしているわけよね。
でも、他の年代の交際相手がいる率は男女の差がほとんどない。
(例えば30代の男性だけちょっと男性のほうが交際相手がいる率高いってことになれば、20代女性は30代男性とつきあってんのか、ってことになるけど、それは数字には表れていないのです)
じゃあさ、その20代女性は誰に持ってかれてんのよ?
それはですねー、一部の男性が掛け持ちしているんじゃないでしょーかねー。未既婚を問わず。
平たく言えばヤリチンに持っていかれているってことに。

あるいは、統計には人数ベースとか、レコードベースとか、いろいろな母数の設定があるんですが。
人数ベースで仮に、男性の10人に1人がヤリチン(数字はでたらめ)であると仮定したら、母数を出会い回数ベース(ちょっと難しいな)にすると、ヤリチンは普通の男性より出会いが多いと思うので、ヤリチン出現率は当然上がる。
ではセックス回数ベースにしたらどうよ。
さらに上がるのでは?

まあ、そういうわけで、普通に地味女の生活を送っていても、ヤリチンに出くわす確率はけっこうあって、引っかかってしまったらそれはそれで、しょうがないので、それも経験。

では、強く育った地味女のその後は?
ってことで、そのうち続編とわからないように、設定だけ使って何か書こうと思っております。
どういう話になるかはまだ未定です。


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