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ワインで中華はいかがですか?


本場中国では中華×ワインが流行中。
NYや香港では中華料理にフレンチの要素を取り入れたモダンチャイニーズが人気急上昇。

日本でもワインと楽しむ"餃子女子会"など、中華熱が高まりを見せています。

中華料理といえばビールや紹興酒と思うかもしれませんが、実はワインとも相性がいいことを知っていますか?

中華料理とひと口に言っても、東西南北に広い国土を持つ中国は、

西の四川ならスパイシーで辛い料理。高温多湿な気候もあり、料理は、日本でもおなじみの麻婆豆腐や海老のチリソース、担々麺、酸辣湯麵といった香辛料をたっぷり使ったスパイシーなものが多いのが特徴です。


東の上海なら甘みが強く、コクのある料理。上海は、海外からの移住者も多く、さまざまな食文化が組み合わさった上海料理は、上海蟹、八宝菜、小籠包などの魚介を中心とした食材をつかった淡白な味付けの料理が特徴です。


南の広東は、温暖な地域ならではの食材を使ったやさしい味わいの料理、広東省は、シュウマイ、酢豚、フカヒレスープなど日本でおなじみの中華料理が多く、さまざまな味わいの点心を楽しむ飲茶という文化もあります。


北の北京は冬の厳しい寒さに耐えるためのスタミナ料理が多くあります。北京料理は、家庭料理から宮廷料理まで幅広い料理があり、北京ダック、ジャージャー麺、刀削麺など、しっかりとしたコクのある濃厚な味わいの料理が多いのが特徴です。



地方ごとに食材、調理方法、味付けの特徴が異なります。

一方のワインも、産地や品種ごとに香りや味わいの特徴があり、多種多様なのは中華と同じ。

つまり、どこにポイントを合わせればいいか、コツさえつかめば、ワインのセレクトはとっても簡単なんです。



辛みの効いた料理とワインのペアリングを考えるときのポイントは、主に三つあります。


①共通項を探す

スパイスや香味野菜の風味、野菜の香りなど、似たようなフレーバーやテイストがあるか?ワインと料理の共通項を探っていくとペアリングしやすくなります。

②華やかタイプを選ぶ

辛みは他の味覚より、口に入れた時のインパクトが強いもの。せっかくのワインの風味を打ち消してしまわないよう、ワイン選びも上品で繊細なものより、ふくよかさや華やかさのあるタイプを選んでみてください。

③タンニンは控えめを選ぶ

風味とは逆に、強すぎず、穏やかなタイプを選びたいのがタンニン。タンニンは料理の脂っこさをほどよく中和してくれるのですが、渋みや苦みが強すぎると料理の辛さをより際立ててしまい、いわゆる「too much」な状態にしてしまいがちです。


これらのことを踏まえて

今回の一本目は、キリッとしたロゼシャンパーニュ


2本目は、オーストリアのオレンジワイン。


3本目は、どっしりとしていて、躍動感のある赤ワイン。

どうでしょうか?
新たな発見ばかりで楽しめたんじゃないかなと思います。

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