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ルケ特有のバラのアロマがとても華やか熟成に樽を使わないため、その個性が存分に出ています



ブリク ビアンクは、畑のある丘の名前で、「ビアンクさんの丘」という意味です。


畑は、標高260mの南西向きで、土壌は軽くエレガントなスタイルになる砂質と、パワフルになる粘土質の混合です。
コンピューターにより、熟していない実は収穫せず、熟した実だけ収穫できる機械を使っています。
紫がかったルビーレッド色、バラの花やスミレ、チェリーを思わせる非常に華やかでアロマティックな香り。
かすかにタニックですが、ドライでバランスのとれた味わい。
たっぷりとしてベルベットのようにしなやかな口当たりがあります。
商品名 Ruche di Castagnole Monferrato Bric d’Bianc

飲み口 フルボディ
葡萄品種 ルケ
アルコール度数 14.5
国 イタリア
生産地域1 ピエモンテ
生産地域2 カスタニョーレ モンフェッラート
熟成 ステンレスタンクで6ヶ月熟成


他に無いユニークな品種ルケから、アロマティックでドライな口当たりのワイン


ピエモンテ州、アスティの北東に位置するカスタニョーレ モンフェッラート。ルカ フェラリス家は、D.O.C.G. ルケ ディ カスタニョーレを生産する7つの地区の中でも、最大規模の家族経営の生産者です



「甘口しか造れなかったルケから辛口ワインを造る」  
現在のオーナーのルカは、農業の学位を取得して卒業した後、ワイナリーを引き継ぎ、老朽化したセラーを立て直し、設備を一新しました。それまでルケは、最後まで発酵させる技術がなかったため、甘口でした。


彼はバローロやバルバレスコを育てる過程を応用して、ルケの品質向上を図りました。
例えば、このエリアで初めてグリーンハーベストを行って葡萄の品質を高めました。
地面に葡萄をたくさん落とすことに皆が驚きましたが、それは間違いではありませんでした。


そして、年々技術発展もあり、低温発酵や、酵母の改良などを経て、辛口を造れるようになっていきました。



「そして世界へ」  自分の目指す品質レベルのワインが出来たと確信した彼は、知名度の低かったルケを世の中に広めるため世界中を回り、アメリカでの販路を得たことから、生産量は35%増えています。
'13VTからはルケを10万本生産していて、ルケの総生産量63万本の1/6に相当します。


<評価>
アメリカの世界的経済紙「フォーブス」に、ルケを代表する生産者として掲載。
「ワインスペクテーター 2014年4月号」の表紙を飾る。


「ラベルは教会の古いモザイクから」  オペラ プリマ(I847)以外のワインのラベルは、ラヴェンナの教会の中にある6世紀頃に描かれたとされる古いモザイクからとっています。
当時の人々は、モザイクの絵を作るのが上手かったそうです。
そのため、収穫の絵やバッカスの絵を採用しました。ブリク ド ビアンク(I634)、クラシック(I635)のラベルに描かれているのは、人でも赤ん坊でもなく、想像上の生き物です。

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