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神様ってさ?

「神様」ってみんな言うじゃん?
神様っているの?

神様ってさ、多分いるんだよ
神様は人間にさ、
平等に「ひとつ」だけ命を与えて
感情を与えて
感覚を与える

そして、母親を1人と父親を1人与える
世界に産み落とされてから、
どちらかがいなくなったりする時もある
でも、初めに全員に母親と父親を1人ずつ与える

いくつもの枝分かれした人生を、
幾度となく選択して、
私たち人間は1人ひとり、
唯一無二になっていくじゃない?

母親と父親を「平等」に与えるけれど、
いなくなってしまったら、
新しい人ってすぐに来ないし、
その間は、不平等じゃない?

たとえば、AさんとBさんがいて、
神様は2人に平等にCという就職先を与えたとする。
Aさんは、とってもやりやすい!と言うけれど、
Bさんは、辛い、消えてしまいたい。と言う。

「平等」に与えるのに、「公平」じゃない

感情や感覚は人それぞれ違って当たり前で、
◯が嫌いという人も、◯が好きという人もいて、
◯が痛いという人も、◯が快適という人もいる


踏み台の話


ライブを見に行って、
身長が高い人と低い人に
同じ高さの踏み台を与えるのは、
「平等」

踏み台にのった時の目線が同じになるように、
それぞれに合った高さの踏み台を与えるのは、
「公平」

神様は、きっといる。
でも、平等にしか与えない。

凄く才能があるように見える人も、
私も、あなたも、
神様から与えられたものは同じ。

備え持ったもの、
生きている間に手に入れた物、
そういうのが個性を作るけど、
その世界に合う合わないがあるってことでしょ?
ちょっと残酷じゃない?
ひどくない?
なんで私だけ!なんて思う時もある。

神様って、不平等なんだよなあ。






#創作大賞2024 #エッセイ部門

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