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どちらのしんどさを選択するか

コミュニケーションって、
結局、どっちもしんどいのだ。

相手と努めて関わろうとするのも、
怖がって避けるのも。


異なる点は、
得られる経験値と情報量。

前者は、その人と関わったことに対する成果が出る。
自分の中に経験値が増え、情報が増えるから、
自分がどうしたいのかがわかってくる。
その人と気が合うのか合わないのか、
その後も交流したいかしたくないかを
自分で判断する力が身につく。
自分で判断できるようになると、他人の評価に惑わされずに、
自分の判断に基づき行動することができる。

後者はそうはいかない。
そもそも相手と関わらないから、
何の接点も生まれない代わりに、何も得られない。
新しい経験値と情報が増えないから、
いつまでたっても相手のことがわからず、
距離が縮まらなければ、関係を断ち切ることもできない。
ずるずるともやもやした関係が続いていく。
そういう関係がちょうどよい場合もあるかもしれないけど、
もやもやした気持ちが残るなら、それはじわじわと心の負荷になる。


どちらのしんどさを選択するか。
コミュニケーションって、きれいなものだけじゃないと思う。
お互いに意志や感情があるから、
ときとしてどろどろしたやりとりが生じることもあるだろう。
それをも含めて、
どちらのしんどさを引き受けるか、だ。

・・・私はどっちかな。
どちらかというと、後者である期間が長いけれど、
今は前者になりたいと思う。
もう随分長い間、人見知りや人付き合いへの苦手意識と
仲良くしてきたけれど、
これだけ長期にわたると、もう、こういう自分に飽きてくるというか。
他者との感情のぶつかり合いはしんどい。
でも、人間同士である限り、感情抜きの関わり合いは不可能だ。
そういうのは、本当に苦手だけど。
逃れられないのなら、受けて立つしかないではないか。






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