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腰痛 ~ 負担の度合い ~

腰への負担は姿勢によって変わります!
 


上の図は直立姿勢を「基準」とした場合に、他の姿勢で得られる刺激量を表しています。
 
一瞬だけならともかく、その姿勢が長時間続いた場合は腰にかなりの負担がかかってくるのがお分かり頂けるかと思います。
 
直立の右隣「腰から前屈」は猫背・円背の人が直立している姿に相当します。背中が丸く、姿勢が崩れるだけでおよそ1.5倍増の負担を被っていることになります。
 
そして、毎日のデスクワークは座して前屈み。従って… 通常の1.85倍増の負担。


 
猫背の方は、さらに1.5倍ですから・・・
1.85×1.5=2.775 
 
つまり、通常時よりもおよそ3倍増の負担がかかっている計算になります。
 
もし仮に、腰に100キロの負担を抱えた場合、猫背でいるだけで150キロの負担に感じ、そして、前屈みに座って仕事をするだけで300キロ近くの負担を腰に与えている計算になります。
 
毎日毎日、他人よりも3倍近くも腰に負担を与え続けているならば・・・



 
単純に、10年後に腰が痛くなる普通の人に比べて、猫背のアナタは3年以内に腰が痛くなる計算になります。

 
 
たかが猫背と考えていませんか?
 
 
『塵も積もれば山となる』
 
積もった山の大きさに恐れおののく日が来る前に「猫背」という、つまらない毎日の習慣を改善するのが得策です。
 
『急がば回れ』の精神です。
 

大人になれば
誰も猫背を注意してくれはしません。
 
 
腰が被った負担は蓄積していきます。カラダを支える中心部分ですから、ちょっとやそっとの荷重が加わったところでビクともするものではありません。 
 
しかしながら、自分のカラダを支えながら、さらに余計な重さが加わってくるのには限界があります。
 

肩車をイメージしてください。小さい子供を担いで歩く分には、ちょっと重いかなァ… くらいには思っても、バランスを崩して子供を落としてしまったり、自分が転んでしまうことはまずありません。



 
ところが、これが大人を担いだとしたら、そうはいきませんね。
 
上に乗っている人が少しでも変に動いたりしたら、下で支える人はバランスを取るのが、とても大変ですよね。
 
仮にバランスが取れたとして、その体勢を2時間も3時間も続けていられるか?と言えば、… 恐らく、多くの方は難しいとおっしゃることでしょう。
 


ところが、猫背で前屈みにデスクワークをしている方はどうでしょう? およそ3倍の負荷が、その腰に常時にかかっているわけですから、自分の体重の倍の人、つまり、60kgのアナタが120kgの人を肩車して仕事をしていることに相当しています。

しかも、朝9時から夕方の5時まで、(昼休憩の1時間を差し引いたとしても) およそ7時間。
 




つまり、こういうことです。

毎日120kgの人を担いで、7時間仕事をしていて、それが365日続いている。 (休日除外)
 
姿勢を崩した状態が、いったいどれだけ貴方の腰に余計な負担を与えているのか、お分かりいただけますか? 当然、腰は痛くなるわけです。HELP!!と言ってカラダが赤信号を出しています。

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