イノベーションを身近に感じよう!0→1だけがイノベーションではない!
こんにちは、TOKIOです。
今回はイノベーションを理解するために、アンゾフのマトリクスについて解説してみます。
イノベーションは決してハードルが高いものではない!
そのような考えが皆様にご理解いただければと思います。
アンゾフのマトリクスとは
アンゾフのマトリクスは、主に経営戦略に使われるフレームワークです。
引用:ステージゲート方式に則したWEBプロダクト特化型MVP検証とUXデザインの考え方
自社事業を主に左上枠の市場浸透の状態と捉えて、ターゲットの開拓もしくは新商品による付加価値で、販路を大きくしていくことを検討していきます。
さらに一番飛び地である、ターゲットと商品の革新が多角化と呼ばれます。
ただこのフレームワーク、イノベーションの概念にも適用できると個人的に考えております。
イノベーションとは0→1だけではない
アンゾフのマトリクスはなにも既存の1企業の戦略を見つめるための活用方法に留まりません。
左枠を競合、もしくは既存市場という風に捉えれば、新規で企業、事業を検討する際にも有効的です。
また、一般的に誤解されがちなのが、イノベーションはよくこの多角化に該当するという風に捉えられていることです。
実際問題、世の中でイノベーションと呼ばれるもので多角化に該当する飛び地な事業は少なく、大多数は既存技術の他転用であったり、なにかとなにかの組み合わせで成り立っています。
アニメコンテンツを事例に考えてみる
例えば、たまごっちを例にとって概念を捉えてみましょう。
たまごっちは発売初期から、架空の生物の育成を主眼にした画期的なゲームでした。
また、デバイスを持ち歩き、育成をしていくという点もユニークだったと思います。
たまごっちを浸透市場に据えると、そこからデジモンがよりユニーク少年市場にも広がりを見せたことが伺えます。
更にデジモンを浸透市場に据えると面白い発見があります。
開拓された少年市場で、1つデジモンのユニークさである異世界転生というジャンルに焦点を当てます。
そうすると、より大人向けのオーバーロードであったり、このすばなどの複数の異世界転生シリーズに派生させられることが分析できます。
これら全ては、どの作品をとっても、当時ユーザーを熱狂させたもので間違いありませんよね。
イノベーションは既存の考え方を発展させるもの
ここまで説明したように、世の中に素晴らしい価値を提供しているものはほぼ何かのユニークな部分を切り取り、他の価値に転嫁させていることがほとんどです。
これまで説明したイノベーションの概念は4象限で捉えていますが、横軸でも簡単に表現できます。
始点Aから終点Bにたどり着くためには色々なプロセスが考えられますが、これを少しでも既存のやり方から改善することができれば、それはイノベーションであると考えていいと僕は思います。
イノベーションとはなにも難しいことではありません。
今のあなたの業務や生活を少しでも改善出来る工夫を考える、これがイノベーションを起こすきっかけになります。
今回もご拝読ありがとうございました。
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