見出し画像

好かれたい相手の心をつかむ、「頼み事」という心理

 こんにちはナックルです!今日は好かれたい相手の心をつかむと言うテーマで書きたいと思います!😆

 頼まれると好きになってしまう!?
 仕事を円滑に進めるためには、多くの味方がいたほうが心強いものです。その際、気に入られたい相手と仲良くするには、頼み事をするのが効果的です。
 アメリカの心理学者ジェッカーとランディは「人を助けると助けた人を好きになる」ことを実証しています。
 実験では、被験者が問題を解いて、正解するごとにお金がもらえ、最終的には60セントか3ドルのどちらかを獲得させます。賞金を得た被験者が帰ろうとした時、「研究資金がないため、この実験はポケットマネーを使っています。獲得したお金を返してくれませんか」と要請します。このとき、①実験の責任者が返金を依頼する、②事務員が依頼する、③お金を渡したまま返金依頼もしないという3つのグループに分けました。
 その後、被験者に実験についてのアンケートを行うと、①のグループが最も責任者に対して好意を感じているという結果が得られました。頼み事に応えることで、頼まれた相手に好意を抱くようになったのです。
 被験者は「依頼は聞き入れてあげたい。でも、返金はしたくない」という心理的に不安定な状態を避け、「私が返金するのは、実験の責任者が気に入ったからだ」と考えることで自分の行動を納得させたのです。

 心の矛盾を正当化するメカニズム
 映画のなかでは、「危機から助けられた女性が助けてくれた男性に恋をする」、反対に「助けた男性が助けてあげた女性に恋をする」というシーンがよく見られます。フィクションのなかだから当然、と思われるかもしれませんが、心理的には理にかなっています。
 人は通常、相手が好きだから助けるのであり、嫌いな相手は助けない選択をします。もし嫌いなのに助けたとなると、その思いと行動に矛盾が生じます。その矛盾を解消させるため、「相手を好きだから助けたのだ」と自分を納得させます。このように心のなかにある矛盾を解消させようとする心理作用を認知的不協和理論と呼びます。
 これはビジネスの世界でも活用できます。あまり親しくない職場の人に、納期までに仕事が終わらないので「手伝って欲しい」と頼むとします。その時相手は「なぜこの人の頼みを引き受けたのだろう」と考え、「嫌いな人の手伝いはしたくない」→「だから俺はこの人に好意があるのだ」と自分を納得させます。
 気に入られたい上司や仲間に取り込みたい部下などには、折を見て断りづらいくらいの頼み事をしてみましょう。きっとあなたの人間関係づくりに役立ってくれるはずです。
 「頼み事」は人の心の矛盾をついた心理ツール

 最後まで読んでいただきありがとうございます😊
フォロー・スキお願いします🤲

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?