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【稼げるフリーランス(笑)】志半ばで消えて行ったカメラマンの特徴3選【やめとけ】

書いた理由

最近あまりにも「フリーランスで稼げる!」の文言にカメラマンが含まれることが多いですが、やめておけ。自戒の意味も込めて、周りで不本意ながらカメラを辞めた人たちの特徴を綴る。

【特徴3選】

➀仕事の比率が副業>本業になっている

フリーで独立するぞ!と一心発起したはいいものの、やはり初めのうちは顧客が少ないのでジリ貧になりがち。
数年は生きるのに困らない貯金をしているとか、昔からのお客さんを持っている方を除いてほとんどこれは経験するでしょう。

昨今であればウーバーイーツ、単発バイト、または前職の職場に手伝いに出たり、そのスキルを活かして稼ぐ方など様々。。

はじめは固定費や生活費のためにはじめた副業のはずが、計算してみると副業の収入>カメラの収入になっている方は現在続けておられる方でも少なくありません。

それは写真・動画関連の仕事に触れることも減り、お客さんと会う機会も少なくなっていきますので「やっぱり前の仕事のほうが稼げたな」と思ってモトザヤに戻られる方も沢山います。

多くの収入源(ポケット)があることはいいのですが、カメラで食っていきたいと思うならばその割合は大事なところ。

初めのうちは稼ぐ量を増やすことより、いかに使わないかを考えたほうがいいかもしれません。

仕事をしていくと、あの機材が必要だな、あのレンズが必要だな、サブボディもちゃんとしたものが必要だな、と感じることも多々あるのですが、本当に必要か検討しましょう。
僕も暴走しがちになってすぐにヨドバシに駆け込んじゃうとかあったんですが、大体が後で思い返すとあったらいいよね、レベルです。

あとは謎に自分自身にプロはこの機材じゃないと、と暗示をかけている人や外野からのマウンティングやアドバイスで機材を買いそろえる方もいらっしゃいます。ただ我々職業カメラマンの最終目標はクライアントの満足ですので、この軸をしっかりしていればそういった声を不快にすら思わないレベルになります。
長くやってる人には共感いただけるかと思いますが適材適所です。そういう人ほど高スペックより汎用性を重視しているかと。

②仕事の時以外カメラを触っていない

勿論カメラの仕事で手一杯は良いこと。
とはいえ、クライアントワークはお客様のニーズが優先されるのでカメラマンのクリエイティブな部分が磨かれる時もあれば、同じ引き出しを使っていることも少なくありません。

やはり撮り続けないとインスピレーションや創造性が育まれていきません。

今でも趣味でやってて細かい気づきやカメラ自体の機能に「そういえばそんな使い方や機能あったな」と思うこともしばしば。

画角や構図の考え方などをゆっくりと改める時間にもなるし、何よりパッションが燃え続けます。

大体仕事に忙殺されているときは、
カメラに触りたくない病に罹ってしまい、この仕事を始めた理由や最終ゴール地点が見えにくくなりますので上手いバランスを取れるようにしたほうが吉。

③ビジネスマンとしてのコミュニケーション能力が低い

ビジネスコミュ力はめっちゃ重要な要素です。
これがしっかりしている人は今後成功していく可能性が高いです。

フリーでやると基本的に法人にしろ個人にしろご依頼から撮影まで全ての行程を完結させなければなりません。
ウェディング関連や子供スタジオから独立した人もいますが、そういったところはある程度サンプルがあるわけですね。
当スタジオであればこんな写真が撮れますよ~って。
そうなればある程度お客さんの希望内容は固まっているわけです。
でも我々にはそのような後ろ盾や仲介役がいないので、ニーズを全て把握した上で撮影に挑まなければなりません。

だからカメラの腕は立っても、そういったニーズを引き出す理解力や会話力がないとお客さんの要望とはかけ離れた写真を提供してしまい、期待外れだったという評価を受けてしまうことになります。

さらにクライアントによっては希望撮影内容がボヤッとしていたり、実際は難しいことを簡単に出来ると思ってご依頼される人も沢山います。
そこははっきりと「これは出来ます」「これは出来ません」と言い切ることも大切です。
外注できるなら外注でもいいですし、自身のスキル内で出来ることであればきちっと技術料を頂きましょう。

ここがフリーでやる醍醐味で、適切な提案が出来る人は、ちゃんとお金をもらってお客さんに満足していただいて、次に繋がります。

おわりに

偉そうに書き連ねましたが、
私もまだ崖っぷちにいます。

「今の会社の評価でいいの?」「フリーなら年収1000万も夢じゃない!」みたいなプロパガンダ広告みたいなものが散々YOUTUBE広告で流れていますが、私的には安易にそっちに身を投げ出して欲しくないなと思っています。

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