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瀬戸内ちょこっと旅

日生港

 岡山・日生港と小豆島・大部港を結ぶフェリーひなせが間もなく運休になってしまうので乗ってきた際の日記です。券売所にはコーヒーのドリップ販売機が設置されており、香ばしい匂いが満ちていました。

航行中の後部デッキ

 直前の週末だというのに、船内も港ものんびりしていて良かったですね(採算としては駄目なんですけども……)。長閑な港からゆったりと揺られて1時間。小春日和とはいえ港を出るとやや風が冷たく、ぽかぽかとした日差しと風の冷たさは露天風呂にでも浸かっているような気分。また、船内は暖房がよく利いていて日当たりの良い窓辺に腰掛けているとうたた寝をしたくなるくらいでした。
 ちょっと過去の経験から駆け込み乗船は迷っていたんですが、乗りに来て良かったなぁと思います。それと同時にもっと早く乗っておけば良かったなぁとも。
 

 グループ会社ということで発行されている、日生-(小豆島)大部間と(小豆島)池田-高松間の通し切符を使いました。少しお得。島内バスの乗り継ぎも良かったのでまっすぐ向かいます。小豆島は2度目なんですが、ありがたいことにバスの接続が便利でついまっすぐ突っ切ってしまいます……。次こそは観光もしたいですね。 

第一こくさい丸
後部デッキ

 お次が第一こくさい丸。通称パンダ号。あちこちにパンダがいてかわいい。僚船はゾウさんです。こちらもいずれは。前部デッキに出られるのが嬉しいポイント。
 たくさんお遍路の方も乗っていて休まれている方が多い印象。上下船の際は杖の音が響いていました。だいたい歩き回っているのですがちょうどお昼時だったのもあり、わたしも船内でうどんを頂いて休憩しました。

なおしま

 高松で小休憩の後に直島経由で宇野に渡ります。直通の航路も無くなった今、マリンライナーに乗車する方が圧倒的に楽ではあるんですが非日常を楽しみつくします。それに楽しいので海を渡る機会がある時は時間の許す限り船を選んでしまう。直島も観光地だというのに9割は乗り換えのみの上陸でごめんなさい。直島から宇野間は観光で訪れた方々が大勢で、乗り継ぎ後はとても賑やか。
 波も穏やかで天気にも恵まれた良い船旅日和でした。最後はたまたま宇野港に寄港していた"にっぽん丸"の姿を。セルフ手配のお手軽旅が好きですが、お任せの旅も憧れはあります。一度は乗ってみたいものですね

にっぽん丸