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沖縄行こう、2月だけど ~1日目~

2月に3泊4日で沖縄に行ってきたので感想など記録しておきます。
行く前の事前情報収集などネットでしたものの、バイアスの入っていない素の感想記事がなかなか見つからなかったので、こういうのもなにか意味が出てくることもあるんじゃないかと。

旅程初日、土曜日。
東北、四国、関東より男3人集まりて沖縄そぞろ歩かんとす。
2月ということでオフシーズンではあるものの、プロ野球のキャンプなどもあり、どうなるものか。
那覇空港集合としましたが、東北便だけ15時過ぎの到着となるため、昼過ぎについた関東参加の自分と、四国くんでまずは那覇市内散策に繰り出しました。

那覇空港集合

予約済みのレンタカーを東北くんに出庫してもらって、散策後に那覇市内でピックアップしてもらう計画です。
ちなみに、いちおう運転を代わる可能性を考慮して、レンタカー会社提出用に免許証のコピーを事前に東北に送っておきましたが、現地受付がだいぶファジーで結局そこまでのチェックはされなかったそうです。
また、東北くんは元々かなり運転する人で、四国くんも生活上の必要から日常的に運転している人であり、自分はばりばりのペーパーゴールドなので、本当に万が一のための備えとしての登録で、結果的には旅程中一度もハンドルを握らずに済みました。

しかし、時間節約のために市内ピックアップとしたために散策中も荷物を持ち歩く必要があり、バックパックひとつの自分はともかく、キャリーカートを転がしていた四国くんはけっこう体力を使った散策になっていました。
おまけに、現地の気温は日中25度オーバーで初夏という感じの陽気。
事前の下調べで秋物装備して臨みましたが、半袖が適切な感じでした。
寒暖に対する感じ方は体格や年齢でブレがあるため、こういう場合のネット情報を見るときは、記事に安全マージンが含まれていることや、自分自身の体質を勘案して調整しなきゃ駄目だなと反省。
旅程中、すれ違う観光客の多くが現地の土産物屋で緊急調達したと思しきorion Tシャツ等装備しており、この点の誤算は結構多かったのかもしれません。

首里そば

那覇空港からはゆいレールに乗って首里駅へ移動。
駅から徒歩6分程度で少し遅い昼食として首里そばへ。
有名店で土曜日ということで、混雑具合によっては首里そば なかだ、首里ほりかわ、首里うかじ等も候補にあげてましたが、行列は10人程度、回転も悪くなく、15分程度で入店できました。
ただし、そもそも14時までの営業時間ギリギリの入店だったため、沖縄そば以外のサイドメニューは全て売り切れでした。

首里そば

同行した四国くんは沖縄そばはあまりちゃんと食べたことがなかったようでしたが、けっこう気に入ったようで、旅程中コンビニ売りの朝すば(150円くらい、お湯を注ぐとすぐ食べられるやつ)買ったりして折りに触れ沖縄そば摂取していました。
ちなみに、免許証のコピー預けておきながらどうせ自分がハンドル握るような事態にはなるまいと高を括っている僕は、コーレーグース(唐辛子漬け泡盛)もばっちりキメてやりました。

玉陵

食後は、首里城方面に移動して、まずは琉球王朝時代の王墓、玉陵(たまうどぅん)へ。
展示室で戦争前後の写真資料や解説記事をざっと見てから実物へ。

玉陵

琉球王朝って文化様式が独特なのでパッと見から時代感覚がつかめない感じがするんですが、実際のところは室町後期から戦国時代にかけてで、意外と最近のものなんですね。
時代が近いだけあって、史跡もけっこうしっかり残っていて見応えありました。
観覧料も安いので、首里城まできて史跡に興味があるなら見る価値はあると思います。
墓マニアの四国くんは大満足でした。
墓ということで思い出したのでここで触れておきますが、沖縄ではドライブ中に道端にしょっちゅうお墓を目にしました。
丘の斜面に横穴を掘ったような構造で、かなり贅沢にスペースを取っていることが伺える外観で、本州のお墓土地問題も沖縄にはまだ無縁のことのようです。
どこだかの展示でみた骨壷もかなり大きく立派なもので、本州のお墓にはとても入り切らないボリューム感でした。

首里城

王墓の次は、王城、首里城へ。
首里城は高台に城を構えているため、キャリーカート民四国くんはここからどんどん無口になってゆきます。
有名スポットだけ踏んで行くという方針で、守礼門で引き返すとかならそれほど体力も使わないのですが、正直守礼門も単体構造物としてそこまでおもしろいものでもないので、せっかくなら体鍛えてきてぐるっと一周することをおすすめします。

首里城門

とはいえ、正殿は現在も火災からの修復工事中なんですが、修復中の様子を見られるのも逆にレアかなという考えもあり、我々は正殿からアザナ(物見台)まで制覇してきました。四国くんの体力は犠牲になりました。

首里城正殿(修復中)

正殿は修復工事の様子がガラス越しに見学できるような構造になっており、思っているより修復が進んでいる様子が伺えました。
次に来る機会がいつになるかはわかりませんが、修復後の状態が見られるのもそう遠い未来でもなさそうです。

東のアザナから

東のアザナ(アガリのアザナ)からは那覇市内が一望でき、一見の価値のある眺望でした。沖縄は背景になる海が美しいので、小高いところからの眺望はだいたいどこでも絵になります。

石畳道

首里城を脱した後は、王朝時代から残る石畳を歩いてくだり、首里金城町石畳道を経由してピックアップポイントへ移動します。
石畳は古いだけあってデコボコしていて歩きづらく、特にキャリーカートとの相性が最悪で、今度は四国くんの膝が犠牲になりました。

骨身にしみる観光体験

道の両脇はおおむね普通の住宅で、生活道路として活用されていることが伺えます。
歩いている間、他に観光客らしい人影もほとんどなく、観光スポットとしてはややハードすぎるかなという印象でした。
ただ、ハードな体験を通してこそ得られる感慨もあり、王朝時代の空気感をよりリアルに体感できたと思います。膝は捧げた。

沖縄のコンビニ

石畳を抜けた先のコンビニで小休止しつつ、ピックアップ待機。
旅程中はとりあえずさんぴん茶ばかり飲んでいました。言ってみればジャスミン茶なのですが、スッキリしていて悪くないです。
沖縄のコンビニ事情ということでは、やはり沖縄に最初に上陸したファミリーマートの権勢はまだまだ健在です。
ラインナップは本州とそう大きく変わりませんが、ホットスナックコーナーに沖縄天ぷらがあったり、アンパンマンアイスが常備されていたりとところどころに地域色が出ていておもしろかったです。

アンパンマンアイスバー

沖縄天ぷらは、衣にうす甘い味付けがされたフリッター的なもので、コンビニでは白身魚、イカ、芋等をよく見かけました。
沖縄料理としてはチャンプルーなどが有名ですが、沖縄天ぷら、僕は大好きです。

エリア移動、道の駅かでな

16時過ぎに東北くんのレンタカーに合流。
ここから初日の宿をとっている北谷へ移動します。
那覇市内から北谷まで、渋滞を含めても1時間強という見積もり。
時間も時間なのでそれほど寄り道の選択肢はありませんが、せっかくなので少しオーバーランして道の駅かでなへ。
嘉手納基地を覗き見できる展望台があることで有名なスポットです。
とはいえ、この日は土曜日なので、基本的に飛行機の発着はなく、格納庫の様子や配備された装備の様子を見学するだけです。

遠目に配備を見学

18時までの展示室にもギリギリ間に合ったので少し様子を見ましたが、戦中、戦後の沖縄の様子と、基地に密接した地域の歴史の展示で、比較的フラットな内容だなと感じました。
どうせなら3日目あたりの平日に再訪して飛行機の発着を見られれば良かったのですが、それにしたって数時間粘って発着のタイミングを抑えるというのは、短期旅行ではなかなかスケジュールが難しいです。
道の駅で軽く土産物など眺めてから、北谷へ移動して、ホテルへ。

ご当地Vのひと in 道の駅

ベッセルホテルカンパーナ沖縄

沖縄のリゾートホテルは、いわゆる温泉宿のようなお風呂メインの宿ではなく、シャワーで済ませてオーシャンビューとビーチを楽しんでください、なところが多い気がするのですが、今回は風呂にこだわりのある四国くんにあわせて比較的生活環境に重きをおいた宿泊地チョイスです。
初日の宿はベッセルホテルカンパーナ沖縄。
北谷アメリカンビレッジに接続した立地で海に面しており、大浴場があって値段も手頃。もうワンランク上げればヒルトンが近くにあるのですが、ホテル滞在が目的ではなかったので、諸々ちょうどいい塩梅だったと思います。

部屋からのオーシャンビュー

滞在中の要注意ポイントが二点。
一点目、ホテル併設の駐車場の導線がわかりづらく、地下駐車場が満車を超えた状態になっており、障害者レーンや通路に駐車する車が出てしまう始末。実はホテル正面に無料で使える立体駐車場があり、そちらには空きがあったのですが、誘導がわかりづらく地下駐車場がカオスと化していました。
二点目、本館の大浴場がかなりショボでした。別館の大浴場は立派で、本館から別館も建物内の接続ですぐ歩いていけるので、本館宿泊の場合も、別館の大浴場を使うことをオススメします。
いずれの問題も情報があれば回避できることなので、この記事がどこかの誰かの役に立ってくれればうれしいです。

アメリカンビレッジ

ホテルチェックイン後、夕食を兼ねてアメリカンビレッジに繰り出します。
アメリカンビレッジでは現在、20時から5分程度、観光客向けに花火が打ち上げられています。
打ち上げポイントはヒルトン正面の海上に張り出したコンクリートのあたりのようで、アメリカンビレッジ北側の海沿いで見ることができます。
本当はテラス席で夕食を食べながら見ることができれば良かったのですが、時間がギリギリになってしまったので、ベンチで花火を見てから店に入ることにしました。

キラキラもしくはギラギラ

結果的にはこの選択は誤りで、花火が終わった直後から各レストランが混雑し始めるので、レストランの席確保は花火の直前に待機リストに名前を書いておくなどしておけばよかったと思います。
あるいは、事前に店の予約をしておければベストではあるのですが、今回は飛行機の到着時間など不確定要素もあったため、あえて初日の夜は予約を入れなかったのですが、立ち回りでもう少しやりようはあったな、というのが反省点でした。

花火は毎週のことで正直それほど期待していなかったのですが、アメリカンビレッジの雰囲気も相まってなかなかの見ごたえでした。
夕食は本来アメリカンビレッジらしく、ステーキにでもしようと思っていたのですが、先にも書いた通り花火の直後から各レストランが混み始め、適当な居酒屋で済ませました。

グルクンのからあげ&オリオンビール、好き

……済ませたはずだったんですが、昼間肉体を酷使しすぎた上に完全に肉の口になっていた四国くんがここで発狂してしまい、居酒屋で一席済ませた後なのに今からハンバーガー食うぞ! とか言い出してしまう事態に。年を考えなさいよ。
しかし、旅行初日のテンションで、国内では沖縄にだけ存在するハンバーガーチェーン、A&Wへハシゴすることになりました。あすけんの女、ごめん……。

A&W

A&Wはアメリカ系のハンバーガーチェーンで、ビッグボリュームなバーガーと、ルートビアーというコーラの従兄弟みたいなやつが飲み放題という実にアメリカンな店です。
ルートビアーの味はコーラというよりはドクターペッパーに近い感じで、そもそもはルートビアーという文化の派生の一つがコーラになっているという関係のようです。ビアーといっても、アルコールではありません。
軽めのバーガーメニューもあるにはあったのですが、せっかくA&Wにきたしなぁ、旅行中は仕方ないなぁと自分を納得させつつメルティダブルのセット。

ナイスカロリー

種別としてはダブルチーズバーガーって感じなんですが、肉のボリュームすごくておいしかったです。本州にもできないかなー。

意外と入るもんだなーと驚きつつ、アメリカンビレッジ内を散歩しながらホテルへ帰宿。翌日も朝イチから移動なので、さっさと引き上げましたが、夜のアメリカンビレッジにも遊べるスポットは多そうだったので、日程に余裕があればもう少しゆっくりしても良かったかもしれません。
ここまでで、初日は終了。4日目までボチボチ記録してゆきます。

雑記:GoProの夜間撮影について

ちなみに、旅行記録のついでに携行装備についても所感をまとめておこうと考えているのですが、持ち込んだGoProでの撮影で唯一失敗していたのが、夜のアメリカンビレッジ散策の動画でした。
GoProのようなソフトウェアで行う手ぶれ補正は、夜間撮影に弱いようで、かなりブレた動画になってしまっていました。
旅行終了後、試しに手元で再補正をかけてみたりもしたのですが、ブレはそれなりに補正できても、ネオンが尾を引く様子が映り込んでいて、なかなか気持ち悪い動画になってしまいました。
動画撮影ガチ勢というわけでもないのでこれ以上深みに踏み込むつもりもないのですが、夜間撮影はソフトウェア補正より物理的なジンバルとかの方が強いのかもしれません。



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