作曲、完成。

週三回、教えに行っている吹奏楽部のアンサンブルコンテスト用の曲が完成した。
今年度が走り出したタイミングで、新部長に「作曲してみない?」と話を持ち掛け、今に至る。
なんとなく、この子なら曲を作れそうだなあ。と直感が働いて声をかけたんだが、あっさり「もう作った曲があります。」と即答。
私の勘、グッジョブ。
部長が作曲した主旋律に、伴奏を加え、転調や場面展開を入れる作業はなかなか時間がかかった。
吹奏楽の楽譜は、楽器ごとに「ド」の高さが違う。例えばフルートの「ド
」はトランペットの「レ」というように。
簡単に言ってしまえば、楽器ごとに記譜音と実際になる音が違うのだ。
それを同じ高さにそろえる移調という作業もしながら、作曲を進める。
まったく、素人にはハードルが高い。
しかし、自ら部員に作曲を持ち掛けた手前、「やっぱりできませんでした。」なんて意地でも言えないのだ。
途中何度も投げ出しそうになったが、ようやく完成。

大変だったが、周りの部員の「小学生が作曲なんてできるの?すご~い」というざわめきが、諦めそうになった私の情熱を何度も呼び覚ましてくれた。

講師の先生のチェックも無事に終わり、オリジナル曲をこさえて、アンサンブルコンテストにいざ出陣じゃ。


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