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野球のボーンヘッド的プレーから気づきを得た話

最初に説明すると「ボーンヘッド」とは、野球における「判断の悪い間抜けなプレー」という意味です。

先日、草野球の試合をしました。そう、草野球は真冬の寒空の下でも開幕戦がありえます!しかも早朝、凍えそうになりながらも、寒波到来直前だったのでまだマシだったかな!

試合は笑っちゃうくらいの大敗北。僕はショートを守っていましたが、セカンドベースに来る相手チームの選手に「試合つくれなくって申し訳ない」と詫びをいれまくっていました。また試合してほしいからね。

草野球は、チームレベルに差が激しく、できるだけ実力の均衡するチームと試合をできた方がお互いに張り合いがあり楽しめるのだ。良い緊張感というやつだ。この試合では、投手全員欠席(草野球なので…)も相まって、なかなかにひどい展開だった。ちなみに僕もリリーフ登板したけど、1イニングは抑えられたけど、次の回にはヒザ痛が再発してズタボロ、失点を重ねることになっちゃいました。

それはともかくである。

前置きが長くなってしまった。備忘録だからそれでもいいか。

うちのチームには、時々いわゆる「ボーンヘッド」をする選手がいる。まぁ、半分以上のメンバーが素人同然の野球好きだから、エラーだってするし、失敗はつきものだし、それでも楽しめるのが草野球だと思うので、それは良い。たまにラッキーなことを起こしたりするから、面白いのだけれど。

この日はちょっとグサッと一言フィードバックしちゃいました。2つ連続でボーンヘッドが重なりました。なぜグサッと言っちゃったかというと、それが単なる失敗じゃなく「確認しなかった」ことが理由だからです。

1回目は打順を抜かしてバッターボックスに立つというプレーをしたんです。僕がすぐに気づいて呼び戻したのですが、聞いてみると「次○○さんじゃないかな~と思ったんですけど、バッターボックスに行かなさそうだったんで(○○さんは守備から戻ってきて、バタバタとしていた)」と言う。
「何で確認しなかったの!ひと声かければいいじゃないか!」と若干厳しめに伝える。

2回目は彼が打った打球がショートの奥の方まで飛んでワンバウンドして、一塁ランナーがセカンドでアウトになったのです。これで1アウト。良かった~併殺打にならなくて良かったね~とベンチ一同安心していたら、相手チームの一塁手が「ランナーアウトですよね!」と審判に伝える。なんと当人は、勝手に自分で判断してアウトになったと思い込んでベンチに戻ってきていたのだ。もうびっくりした。これも「確認していなかった」ことが原因です。※草野球で人数が少ない時はランナーコーチも出せないので、ひとりひとり自己判断が求められることも多い。

一言、確認すればいい。状況判断を常に心がける。それを本当にちゃんとした方がいい。

いや、草野球だよ。楽しくやっている弱小チームだよ。何も怖い人はいないし、下手でも受け入れられるチーム。野球のうまさとかじゃなくて、野球以前に「ひとりのビジネスパーソン」として、ちょっと心配になって、ついつい微妙な親心みたいなものが出てフィードバックしちゃったのだ。

まぁ、本人はすぐにあっけらかんとする、謎の強心臓なのですけれど。
彼の友人たちの話や、職場の話を伝え聞く限りは、やっぱりちょっと心配しちゃう…(笑)でも求められないおせっかいはしないので、野球の時以外は知りません!

でも学びになるね。
「ちょっとした確認不足でチーム全体のパフォーマンスが下がる」ということ。あとは、どれだけアットホームで話しやすいチームづくりをしていても「個人が自分で考えてチームの目標に向けて動く」ことができないと、ほころびは出てくること。

単なる草野球と侮るなかれ…。学ぶことは大いにある。

いつの間にやらチーム内で年長者に近くなってきた…。ヒザも激痛だし、もう選手引退して監督業にするか!(ちなみに昨季はチーム内の規定打席到達者の最高打率、最多安打、最多盗塁)ちょっと迷い中。

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