プロフェッショナルな人の共通点と条件は何だろうか。
プロフェッショナルとはどういうことだろうか?
よく「プロなんだから」とか「プロはモチベーションに頼るな」みたいな話があるけれど、プロも人間ですので、そこのところは忘れちゃいけないと思うのだ。
「プロなんだから」という謎の免罪符。相手に完璧を求めて良いのだから、文句言ったり、厳しくしたっていいというのは、巷でいわれるところの「カスタマーハラスメント」につながるのだと思う。
いや"カスハラ"だけではないだろう。パワハラだって、セクハラだって、ハラスメントの前提には「相手にはこれくらいやったっていいだろう」ということを相手もひとりの人間だということを忘れていやしないだろうか。
話が逸れたが、今回の主題は「プロフェッショナルとは?」だった。
みな、仕事人はプロフェッショナルであろうと試行錯誤を続けているものなのだと思う。
私が考えるプロフェッショナルだと思う人の定義はこうだ。
現状に満足することなく試行錯誤を続けることができる
パフォーマンスの再現性を限りなく高めることができる
条件を絞り込むなら、この2つなのではないかと今は考えている。
現状に満足せず、良い少しでもより良いものを目指すことができているか。(心理的資本のHEROのうちHopeが高い状態だろう)
そして試行錯誤を続けることで、その専門領域の熟練度を高めていくことができているか。(心理的資本のHEROのうちEfficacyがどんどん高まる)
パフォーマンスの再現性を限りなく高めるためには、モチベーションに左右されないことは確かに大切だ。ただ人間だから上下左右されることは前提だ。ではなく、落ち込んでも、立て直すことができるかどうかの方が大事だ。どうしようもないことにモヤモヤする時間を減らし、できることをしっかりやり、次に備えていくのだ。
(心理的資本のHEROのうち、ResilienceとOptimismが影響するだろう)
最後にオチのように使って申し訳ないが、相手にマウントをとってハラスメントをしちゃっている人は心理的資本が低いのだと思う。自分に根本的な自信が無い人は、つい相手を攻撃してしまうからだ。自分を守るために本能的にそうなっているのかもしれない。それもまた人の弱さが引き起こすものなのだろう。
プロフェッショナル(を目指す)人材でありたいものですね。
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