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#752 パーティー(貸切営業)で出す料理と飲み物よりも優先すべき大切な考え

どうも!バリスタ店長です!

このブログでは

カフェの店長として働く私『バリスタ店長』が、"次世代の若者の良き踏み台になりたい"という想いのもと、自らの経験や失敗から得た気づきや学びをたくさんの人に伝えるためにアウトプットしています。

日々店長としてやっていく中で遭遇するトラブルや難題課題にどう立ち向かっていけばいいのか?というお話をメインに、昨今の業界情報、たまにバリスタらしくコーヒーの話なんかもしています。

というわけで今回は「パーティー(貸切営業)で出す料理と飲み物よりも優先すべき大切な考え」というテーマでお話ししていきます。



年末にかけてパーティー屋さんもやったりしてます。
飲食業とかカフェではなく、パーティー屋さん🎉
#何屋さん

パーティーをやる時に飲食店のスタンスで請け負う人がいますが、この考えだとお客様を満足させることができないと思っています。

パーティーをやる上で大事にしているのが、会に集まるお客様は何を目的に集まっているのか?というところ。
会社の懇親会、結婚式1.5次会、もしくは2次会、異業種の交流会、会議終わりの懇親会、各種イベント、いろんな会がありますが、それぞれで目的が違います。

それぞれの会において必ずしも飲食が目的というわけではなく、料理やドリンクの質よりも
・会をスムーズに進めることができるか
・いかに多く名刺交換して交流できるか
・交流するための自由に歩き回るスペースがあるか
・楽しめるか
・会の中で行われる催しを成功させることができるか
・新郎新婦(または列席者)を感動させることができるか
とかの方が重要視されます。
なので変な話、「料理に原価をかけてる場合じゃない!」なんて会もありうるわけです。

我々はパーティー屋さんとしてお客様の満足度をあげるトリガーがどこにあるのか?を常に考えて提案しないといけない。

いわゆるインサイトを探るというやつですね。


この考え方がパーティーをやる上ですごく重要です。

そうしないと「参加者がいかにスムーズに動き回って交流できるか?」を大事にしている幹事様に「ドリンクの種類を増やしてお料理の質を上げて参加者の満足度を上げましょう!」なんてお門違いな提案をしてしまうかもしれません。

パーティーの幹事様を満足させることよりも参加される幹事様のお客様の満足を優先させないと幹事様が満足しない場合もあるわけで、直接的に関わってくる顧客のその先や裏をみないといけないんですね。


商品開発とかサービス、店舗などのハード面も同じような話になったりするんですが、飲食業界の人間でここら辺を加味して運営できる人はそういない気がします。

背景には勉強しない日本人の習慣がありますが、この問題がかなり大きな根を張っていて、飲食業界(というか日本人全体)のリテラシーを下げている大きな要因だなと思っています。

参入しやすいカフェ業態で閉店に追い込まれる要因はここにあるわけで、、勉強しておけば売り上げを取るなんてそんなに難しいことではないんです。(コロナなどの災害が起こったら別ですが)


逆に言えば学ぶ人が少ないので、立地を選べば今の飲食業界はちょっとしたブルーオーシャンだったりもします。勉強している人の一人勝ちみたいな状況が作れるわけです。

東京の方ではロジカルにやられている飲食店が多いものの、地方に至ってはまだそこまでではないので、個人的には狙い目です。👆

ただ膨大な勉強時間は必要ですが😅




しかしながら今の今までなかなかこういうパーティーの予約は途絶えておりまして、コロナが5類に移行してから本格的に宴会系のご予約が増えてきており、ありがたい限りです。
ただ、一旦予約が途絶えたことでパーティーのノウハウが失われてしまっているのは痛いところです。

料理のスキルも下がっているので、最近は1人で料理の準備と仕上げをすることが多く、120人分くらいの料理だったら1人で無理なく提供まで(オンタイムで)できるようになりました。💪
何やかんやありがたい、そんな今日です。

明日も150名様と60名様のパーティーです🙌
一生懸命頑張ります^^💪

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