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#767 技術で喜ばせるのではなく、お客様の思い出を作るための商品開発を

どうも!バリスタ店長です!

このブログでは

カフェの店長として働く私『バリスタ店長』が、"次世代の若者の良き踏み台になりたい"という想いのもと、自らの経験や失敗から得た気づきや学びをたくさんの人に伝えるためにアウトプットしています。

日々店長としてやっていく中で遭遇するトラブルや難題課題にどう立ち向かっていけばいいのか?というお話をメインに、昨今の業界情報、たまにバリスタらしくコーヒーの話なんかもしています。

というわけで今回は「技術で喜ばせるのではなく、お客様の思い出を作るための商品開発を」というテーマでお話ししていきます。



先日、福岡のキャリナリー専門学校というカフェの専門学校さんからお呼びがかかり、産学連携イベントに審査員として行ってまいりました。

こちらのイベント、フードロス対策と銘打って、商品にできなかったイチゴを活用して学生さんが商品を開発し、その商品をプロの方々に審査してもらうというものでした。

そんなイベントに恐れ多くも私を審査員として招いていただき、審査してきた次第です。

そしてそのイベントに、福岡は天神の #ストック の方が審査員としていらっしゃっていました。(福岡で超有名なパン屋さんです。全国的にも有名だと思います。)

自社のベーカリーカフェでベーカリーの責任者をやっている自分としては、一流の職人さんたちを前に恐縮しまくっていた次第です。🥶
元々バリスタで、パン職人でもないし勉強しまくったわけでもない僕です。

何も知らずにパンを焼きまくっている僕なんかは、パン業界の人たちからしたらけしからん対象なのかもしれないなと、勝手に被害者意識を働かせていました。
(ストックのパンは買いまくって勉強させてもらってます)


何も品質だけがお客様を喜ばせる性能ではない


とはいえ、自分が作っている商品がダメと言っているわけではなく、そんなことはありません。
ことお客様を喜ばせるという観点で話をするのならば、私もプロでございます。
パンの品質的には職人さんのそれに遠く及びませんが、お客様を喜ばせるツールとしての活用の仕方においては、そう簡単に負ける気はしません。

ストックさんが作っているものと僕らが作っているものの品質の差は、パンの技術という観点から見ればまさに月とスッポン。
一流のパティシエが作るスイーツとぽたぽた焼きくらい違います。
#なぜパンで比べないのか

でも一流のパティシエが作るスイーツの方が正しくてぽたぽた焼きが正しくないわけではないです。
ぽたぽた焼きもたくさんのお客様を喜ばせているし、なんなら売り上げはパティシエが作るスイーツよりも高いです。

それに、ぽたぽた焼きに関しては幼少期の頃の思い出があるので、食べると何だかほんわかした気持ちになります。

僕とぽたぽた焼との出会いは、おそらく保育園時代。

僕の保育園時代、ばあちゃんが寄り合いで大量のお菓子を持って帰ってきてくれてました。正直、お年寄り向けのお菓子に僕はあんまり興味をそそられなかったのですが、その中のぽたぽた焼きだけは大好きで、よく食べておりました。

ぽたぽた焼を食べると、今は亡きばあちゃんの思い出がふっと蘇るのです。

僕にとってのぽたぽた焼きは、そんな幼少期の思い出を想起させてくれる、偉大なお菓子なのです。


僕らが作るのは、最高品質の味ではなく、究極的な日常

僕らが作るのは日常であって、OTTOで過ごした思い出。
その構造の中にある飲食物は、必ずしも最高品質である必要はないのです。

「子供の頃両親に連れられてよくOTTO行ったなあ…」
「学生の頃入り浸ってたっけ…」

みたいな思い出を量産したく思います。

という感じで結果を出しに行かなければいけませんので、お仲間募集中です。
興味がある方は、ぜひ。

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