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日本語

自分の指導を振り返る。vol.11

 三島朝RUNの定着は、季節を感じる&写真技術の向上&寝不足に直結するというデータを得た、加藤利光です。


 新型コロナの影響により、留学生の1人がドイツに帰国した

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 数回しか顔を合わせる事が無かったが、自分と海外との距離感は、永遠の別れぐらいの距離感な気がして切ない。

 正月に出会い、教員として、日本を代表して、日本語の良さを語った。
「ひらがな」の良さに驚いてくれた顔は忘れないだろう。

 ひらがなの魅力。読めさえすれば、内容の難易度によらず、子供も有識者も誰でも、正確に発音をすることができる点にある。

 例えば、英語で『knife』と書かれていて、俺は『ケニフ』と読む。
ひらがなでは『ないふ』と表し、小学一年生でも意味は分からずとも、発音は間違えない。イントネーションの違いはありそうだが…。聞いた相手は間違い無く、理解する。

「スバラシーー☺️」

 この知識は、職員室で熱く語ってくれた後輩によって作られた。自分の周りには相変わらず刺激的な、奴がいる。ひらがなの存在が身近過ぎて、気づく事も出来なかった俺。納得。
 その話を聞いて、1ヶ月もせず利用した。だけど、コイツは俺の「ほぼ日手帳」を真似した!(小さい事を言うでない。加藤利光。)持ちつ持たれつ、良い人間関係は良い情報をもたらす。感謝。

 

 次は漢字。漢字ネタが大好きである。本当か嘘かは分からないが、勝手に解釈する事で前を向かせてくれる。そんな破壊力がある。

教員2年目。

生徒が急に相談に来た。表情から伺えるほどのヤバさ、異質さ。

「先生、私死ぬわ!」

不登校の生徒が急に来た事にも驚くが、それ以上に、この第一声!教員駆け出しの自分には、刺激が強かった。が、最大限の落ち着いたフリをする。

「ほう。どーした?」

友達が皆無であり、信用できる存在は唯一母親。その一極集中した信用が、母のついた嘘で、亀裂が入った。(詳細は控えます。)

『死にたいという人間に、死ぬ奴はいない!』そう学んだ事はあるが、目の前の生徒の並々ならぬ気迫が怖かった。

「だから死にたい。もう誰も信じられない。」

授業は即自習。かれこれ、2時間以上の話し合い。なけなしの知識と経験で、色々な切り口から話をしたが、心に入る余地が無かった。

実力不足であった。

諦めかけたその時、一つの漢字ネタが蘇る。

『辛』と『幸』の話しだ。

『辛』い(つらい)
辛いは『十』『立』と書く。『十』は何度も沢山の、意味で。
 例えば、友達と喧嘩した、先生に怒られた、いじめられた…etc。何度も転げて、また『立』ち上がる(学校に行く)、事が辛いのである。立ち上がらなくて良いのであれば、辛くはない。
だけど、『十』回、辛い事があって、
もう『一』度だけ立ち上がってみる❗️

今回が十回目かもしれないから、是非もう度、立ち上がって。

『辛』『一』を足しながら。

『幸』せ❗️

「今日を乗り越え、立ち上がったら、間違い無く、幸せが待ってるんじゃないかな?だから明日学校来て、職員室の扉、思いっきり開けて、イェーイ❗️利光ーー!ってハイタッチしよう。だから今日は辛いけど、お母さんとその内容について思い切っり話し合う。それが立ち上がるの意味だからな」

翌日


ガラガラガラ(爆音)


満面の笑み

からの、ハイタッチ🤚

職員室だよ~。場の空気をよも~。
ってぐらいのハイテンション&ハイタッチ🤚


「お母さんと、話したら分かり合えた。なんか幸せ

うれしかったーーーー☺️

昔の事だが、良い思い出は記憶に残る。
現在は、良い旦那さん&子どもにも恵まれ、幸せに暮らしているという、お話。


おしまいおしまい。


そんな物語が、この漢字で作られた。漢字は昔から利用され、昔の人からのエールを感じるのである。昔の人の思いが、形になっているようで、勇気を与える。

ストーリーに、乗せて話した漢字の凄さは、た、た、た、たぶん留学生にも伝わった!

ホント日本って最高だよ🇯🇵


また日本に来いよ!


またね。


生徒に還元😁子供に還元😆