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大人になった私と池袋と、池袋を愛せるようになった私。

以前、小さい時からいちばん近い東京だった「渋谷」についての思いを書いたんだけど、最近「池袋」にも縁があることが多くて池袋についても書かなくちゃなあと思った。私にとって街は人のようなもの。キャラがあって、(自分にとって)優しかったり冷たかったり、好きだけど思いが届かなかったり、ライフステージの中で急に縁ができたり。

そんな中で池袋はずっと仲良くなれなかったけど、長年かけていい奴だったことに気づいた場所。キラキラした部分も、ダークな部分も、全て含めて愛せるようになった気がする。

池袋が遠かった子供時代とIWGPの存在

池袋って街は横浜の子供にとってはちょっと遠くて小さいときには全く行ったことがなかった。今のように湘南新宿ラインも東急東横線の直通もなかったからだ。大きくなって埼玉(特に東武東上線方面)の友達と会うと、池袋に対するフレンドリー度は全く違う。それは確実に「翔んで埼玉」で描かれていた埼玉県民の首都とでもいうものだと思う。

池袋は渋谷になんかならなくていいんだよ

個人的には池袋に2000年代以降の記憶しかないことから、サンシャインシティが巣鴨プリズンだった時代も、豊島区役所建て替えに伴う美談の裏にそれだけじゃない話があったことも、正直あまり知らない。

こんな記事があったのだけど、池袋は渋谷じゃなくていいじゃないか。(西武さんはそう思わないのかもしれないけど)「オシャレ」や「意識高さ」に侵食されていないエネルギーの集まりを感じていてだんだん好きになっている。

この20年だけの断面を取ってみれば、池袋って街は、昔は色々あったけど今はインテリで3ヶ国語くらい喋れて、でも場末の飲み屋でも一緒に飲んでくれるような兄ちゃんになった感じ。結構好きなタイプだけどきっと浮気者な気がするなあ。

これからも池袋とは、深入りしすぎない範囲で楽しい友人関係でいたいなと思う。

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