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インポスター症候群 Impostor syndrome

できているのに自己の成果や能力が信じられず、自分は成功に値しないと考えてしまう。

女性に多い。

ペテン師症候群、詐欺師症候群とも言われるらしい。

私はあえてわかりやすく「どうせ、私なんて、、症候群」と言ってしまいたい。

すでに1978年に2人の心理学者、Pauline Rose ClanceとSuzanne Ament Imesによって命名されている心理的な現象。精神障害ではないそうです。

本人自身が標準以上に高い能力なのに隠す傾向が強い、評価されたいという気持ちと共に能力が高いといわれる人は勤勉であること(献身でしょうか)、上司など自分の管理者のいわんとすることを察知してアウトプットすることができるため(忖度なのでしょうか)に、賞賛されることに比例して、自分が偽物であるという自己評価に陥っていく... 。

察知というスキルはユングも言及しておりましたが、明らかに女性の方が強いとの事。よく男性は「口下手な僕そのままをそっと理解して、手を差し伸べてくれる」というような女性に恋慕を抱く傾向、そしてそんな女性をずっと苦労させてしまって成功の扉が見えてしまった瞬間に別の女性を伴侶に選ぶというような話を聞きます。男女問わずですが、自分をとても理解してほしい反面、理解されすぎると心理的に苦しくなってしまうというジレンマです。

「どうせ、私なんて、、症候群」なんともはかない健気な行動に思えるのです。被害者意識だけが先行して現実が見えなくなることもお勧めできませんが、これを知らずに悪用する雇用主、配偶者、親、教師、コーチなど、現状の人間関係にはこのような「一見、うまくいっている安定しているような長期的な人間関係」がたくさんあると思えてなりません。身近に潜むある程度パターン化された現象(人々の行動)です。もちろん、全てを解消するのは不可能です。

ただ、壊滅的な関係は第三者の目でも介入でき、是正される社会になると良いですね。特に親子関係で未成年である子がこのような境遇にある場合です。

人間関係って突き詰めると悲しかったりもするので、鈍感でいたいですね。