見出し画像

2320  紙の本の温かみって何????

・学内にノートを置いて3ヶ月。新入生がノートに触れる日も近い。

・ノートは規則に沿って卒論等の研究には使用できない。でもまぁ、それは無粋過ぎるから。ヨシ。

・ノートを置いてみることで、少しは自分が何をしたいのか、何が好きなのか、分かるんじゃないかと思っていた。

・卒論にせよ、就職にせよ、確固たる意思がないとできそうもない。自分の興味関心を定めておけば何とかなる……はず。何とかなれーッ!!

・ノートを置いているのは、そこで生まれる文化、アナログノートという「無駄」「余分」を通した交流を観察するためでもある。それは、「何故紙の本が残り続けるのか」「若者の読書離れは進んでいるのか」といった疑問にも繋がる。

・前者の疑問だと
「やっぱり紙の本じゃないと。電子は駄目。」という人がいる。その意見は理解できる。けれど、そう言う人の根拠は弱い。「温かみが〜」みたいな話になる。

・ただ、弱いことはその意見を無視する理由にならない。弱いのは、そこに数値で表せない何かがあるからだ。恐らく「温かみ」はその言い換え。

・私はそれが歴史だと考えている。家にある絵本が懐かしいのは、読み聞かせをしてもらった/読んだ痕跡があるから。表紙は曲がっているかもしれないし、汚れているかもしれない。でも、その本は貴方と共に過ごして、貴方だけの本になった。他の誰かの本棚にある、同じ本とは違う。貴方が刻まれた本。自分の身体の延長にあるから、暖かいのかもしれない。

・卒業アルバムが分厚くて、そんなに見返さないのに紙なのは、厚みと重みから学生生活の思い出を感じたいからかもしれない。電子媒体だと、あまりにも軽すぎる。スマホよりも存在感を放ってほしい。

・やっぱり本に関わりたいな、と思う。特に紙の本に。

・誰かが血を通わせる本を作りたいな、と思うなら編集者とか出版社なのかな。狭き門過ぎEND。何とかなりませんかね……。

・紙の本の利点は、耐久性の高さもある。紙で記録する文化が消えることはないだろう。

・この疑問はもう少し精査した方が良さそう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?